東日本大震災の巨大地震の地震波は地球内部へ深く伝わり、マントルと外核の境界(深さ約2900キロ)で反射して、再び日本列島を揺らしたことが分かった。この揺れにより日本海溝沿いだけでなく、南海トラフ沿いのプレート境界もゆっくりとずれ、日本列島の大半が東へ、最大で5~6ミリ移動する地殻変動が起きていた。
米カリフォルニア工科大の金森博雄名誉教授とシカゴ大、仏ストラスブール大の研究チームが18日付の米科学誌サイエンスに発表した。マントルと外核の境界で反射した地震波がこれほど大規模な地殻変動を引き起こしたのは観測史上初めて。巨大地震がマグニチュード(M)9.0と史上有数の規模だったためと考えられる。