「世界を見ても…」伊東純也が描くゴール、そして勝利への道筋 ローブロック攻略へ「一本をしっかりと合わせて決めることが大事」

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 やはり伊東純也の存在は日本代表に欠かせない。改めてそう感じさせるオランダ代表戦の24分間だった。

 ベンチスタートとなった伊東は66分からピッチに立ち、同じく途中出場の冨安健洋、菅原由勢との連携で右サイドを活性化。菅原のスルーパスに抜け出したクロスが相手に当たってCKを獲得すると、自身のCKから小川航基のドンピシャヘッドをお膳立て。小川のヘディングシュートは鎌田大地をかすめてゴールインとなったため、アシストとはならなかったが決定機創出に大きく貢献した。二度のビハインドを背負いながら日本代表は2-2で引き分け、強豪オランダと勝ち点を分け合った。伊東は「(勝ち点)0より当然いいですし、次につながった」と前向きに振り返った。

 17日に久保建英の左ひざ負傷が公表され、伊東にかかる期待はますます大きくなる。オランダ戦はジョーカーとして役割を全うしたが、次戦のチュニジア戦はスタメンの可能性もありそうだ。「いつも言っていますけど、どちらで出てもいい準備をしていますし、出た時に結果を出すだけ」と言葉に力を込める。自身のプレーについては「感覚的にはいいです。次はゴールやアシストという結果を残せれば」と見据えた。

 対するチュニジアは初戦でスウェーデン代表に5失点を喫し、監督交代という大鉈が振るわれた。伊東は「引いてくる相手を崩すのは本当に簡単ではない。チュニジアは多分引いてくると思うので、サイドからのクロスは大事になってくる」とゴール、そして勝利への道筋を描いている。「世界を見てもやっぱりそういうところからゴールが生まれていることが多いと思います。スペインも結局崩せなかった(※カーボベルデ代表とスコアレスドロー)みたいなこともあったので、やはりローブロックの時は一本をしっかりと合わせて決めることが大事になると思います」。

 チュニジアの新監督にはエルヴェ・ルナール氏が就任し、日本戦で初陣を迎える。ルナール監督はサウジアラビア代表を率いて、日本代表と過去3回対戦しており、対戦成績は互いに1勝1分け1敗。日本が2-0で勝利した2022年1月のアジア最終予選のサウジアラビア戦では、伊東が1得点1アシストを記録して勝利に貢献した。一方で直近の2025年3月の対戦はスコアレスドローに終わっている。「やはりローブロックでこじ開けられなかった。でも、チャンスはあったので、しっかりと決めることが大事」と語った。

 新体制での期間わずか“3日”のチュニジアに対し、森保ジャパン8年間の積み上げをぶつけて勝利を掴み取りたいところだ。「攻撃・守備の部分はもちろんですけど、ずっと一緒にやってきた仲間、スタッフがいる。そのやり方の共有という部分では、長い時間やっている分ができていると思います」。日本代表通算70試合に出場し、15得点27アシスト。2018年の森保ジャパン発足から足掛け8年、主力として日本代表を支える“スピードスター”に期待がかかる。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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