W杯史上“最少の国”が描く、史上“最大のシンデレラストーリー”…キュラソー代表の主将「世界をあっと言わせることができる」

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 FIFAワールドカップ2026に出場するキュラソー代表の主将MFレアンドロ・バクーナ(ウードゥルFK/トルコ)が、スペイン紙『マルカ』のインタビューに応じた。

 大会4日目となる14日、ワールドカップの歴史において、最も“小さな国”の代表が登場する。カリブ海に浮かぶ島国のキュラソーは、面積が444km²で人口は約15万人。ブラジルW杯に出場したアイスランド代表(当時人口約33万人)を下回り、大会史上最少人口となる。そんな“ブルーウェーブ(チームの愛称)”は、北中米カリブ海予選でジャマイカ代表などを抑えて首位通過すると、グループEでドイツ代表、コートジボワール代表、エクアドル代表と同居した。

 このチームのキャプテンを務めるのは、かつてプレミアリーグやエールディヴィジでもプレーしたバクーナだ。初戦のドイツ戦を14日に控えるなか、スペイン紙『マルカ』のインタビューに応じた34歳は、「どこに行っても、僕たちのことを話題にしてくれる人たちがいる。これはキュラソーにとって、とても大きなことだよ」と告白。続けて「みんなが、キュラソーはどこにあるのか、人口はどれくらいなのか、人々は友好的かどうかを尋ねるようになるからね。キュラソーという国が認知されつつある。本当に大きなことなんだ。選手として、僕たちは島のために偉業を成し遂げた。島を、世界地図に載せたんだ」とフットボールで国の様相を変えた、と振り返った。

 同国史上初のW杯で最初に対戦するのが、4度の優勝回数を誇る“強豪国”となるキュラソー代表。それでも、「最高」とドイツ代表と戦えることに心を躍らせるバクーナは、「これは決して忘れることのない物語になるだろう。結果は良い方向に向かうはずだ。人々は、僕たちにあまり期待していないからこそ、世界をあっと言わせることができる」と“大番狂わせ”を狙っていると述べた。

 また、SNSでエスニックな音楽に合わせてダンスする様子が話題を呼ぶなど、W杯を全力で楽しんでいるキュラソー代表。「それが僕たちの本質だよ」と口にしたキャプテンは、「チーム全体が築くこの素晴らしい絆こそが、僕たちを特別なものにしている。そしてみんなも、それを感じ取っているんだ」としつつも、「もちろん、試合が始まれば、楽しい時間は仕事へと変わるんだけどね」と語っている。

 W杯史上“最少の国”が描く、史上“最大のシンデレラストーリー”が今、始まろうとしている。