6月15日(月)日本時間5時〜、FIFAワールドカップ2026 グループステージ第1節オランダ代表戦が行われる。会場はダラススタジアム(アメリカ・テキサス州)。試合の模様はNHK総合、NHK BSプレミアム4K、NHK ONE、DAZNで中継される。
“最高の景色”を目指す日本代表の戦いがついに始まる。延長・PK戦の末に敗れたカタール大会からおよそ3年半、日本代表は森保一監督のもとでさらなる強化を図ってきた。アジア最終予選は7勝2分け1敗・30得点3失点と圧倒的な強さを示し、国際親善試合ではブラジル代表、イングランド代表から歴史的初勝利を挙げた。
ケガの影響で南野拓実と三笘薫が選外、さらに初戦3日前にキャプテン遠藤航が離脱する緊急事態にも見舞われたが、新キャプテンに就任した板倉滉は「練習の雰囲気も良いですし、厳しさや激しさもどんどん出てきて、インテンシティも高い」と充実した表情で語る。「自分ができることに100パーセントフォーカスすることが必要かなと思います(鎌田大地)」「(遠藤)航くんのためにとか浅はかなこと、安易なことは言えないですけど、ちょっとでも託して良かったと思ってもらえるように。結果で見せるしかないですし、そういった気持ちで覚悟決めてやりたい(堂安律)」と動じることなく目の前の一戦にフォーカスし、来たる決戦に向けて準備を進めている。
オランダとの通算対戦成績は0勝1分け2敗といまだ勝利なしだが、そういった歴史をことごとく塗り替えてきたのが森保ジャパンだ。相手に不足はなく、頂点を目指す日本代表にとって現在地を測るには絶好の相手と言える。12日には遠藤に代わって追加招集された町野修斗も合流し、選手間ミーティングを実施した。「(遠藤)航の件もあったので、みんなショックを受けていたんですけど、それでも前を向こうとするエネルギーや昨日話したことで一丸になれた。みんなの心がつながったような気がしたんですよね。自分も過去4大会の経験がありますけど、間違いなく一致団結できた(長友佑都)」
板倉も「みんなとともに戦って欲しいという思いがあります。もちろんピッチで表現するのは自分たちなので、そこは責任を持ってやりますし、新しい景色をみんなに見せられるようにという思いでやります。こういった短期決戦はどれだけ結束して戦えるのかが一番重要なこと。戦術面やいろいろなことを準備しますけど、それを超えた戦う・走る・チームが一丸となって戦うことが大事だと思います。自分からのお願いとして、皆さんにもともに戦ってほしい」と森保監督の口癖でもある“日本一丸”と“共闘”を呼びかけた。
日本代表vsオランダ代表 日本のスタメンは?
「前回のワールドカップが終わって、同じ監督で戦術をアップデートしながらやってきて、ここで逆に変える必要はない。自信がある・ないではなく、僕らのやり方の一つ」とは上田綺世の弁。前回大会は右ウイングバックに伊東純也、左ウイングバックに三笘薫という攻撃的な布陣を披露し、谷口彰悟を加えた3バックにチームは変化した。第2次森保ジャパンでは特にアジア最終予選以降、攻撃的なウイングバックを配置する『3-4-2-1』を突き詰めてきた。FIFAランキング8位の強豪オランダ代表対策として人選を変える可能性もあるが、初戦は現状のベストメンバーをぶつけると予想した。
GKは鈴木彩艶。日本代表の新守護神がワールドカップデビューを飾る。最終ラインは右から冨安健洋、谷口彰悟、伊藤洋輝の3枚。アイスランド戦同様、谷口に代わってキャプテン板倉を起用する可能性もある。約2年ぶりに復帰を果たし、コンディションが心配された冨安だが、ここまでフルメニューを消化。順調な仕上がりを見せ、開幕戦でスタメンに名を連ねると予想した。
中盤は佐野海舟と鎌田大地の鉄板コンビ。右ウイングバックは堂安律、左ウイングバックは中村敬斗。ブラジル戦、イングランド戦と全く同じ中盤の構成と予想する。右シャドーに久保建英、南野&三笘不在で注目の左シャドーは伊東純也を起用すると見た。「どのくらい出るか分からないですけど、全部出るつもり。個人的にはいつでも行けると思っているので、どこでチャンスが来ても、しっかり自分のプレーをやりたい」と語っていた伊東。右サイドを主戦場としているが、所属するゲンクでは左サイドで起用されることもあり、先月31日に行われたキリンチャレンジカップ2026 アイスランド代表戦でもテスト済み。前回大会ではフィールドプレーヤー最長時間出場を記録しており、森保監督からの信頼も厚い。緊張感漂う初戦は経験豊富な伊東に託すと見た。
「本当に難しいチャレンジなのはわかってますけど、こうやって(優勝を)発言したことに意味があると思ってます。そのために準備してきました。僕たちはまだまだチャレンジャーですし、優勝候補の一つにも僕はまだないと思ってるので、だからこそしっかり一戦必勝でやっていきたい」と今大会10番を背負う堂安。サポート役としてチームに帯同している吉田麻也と南野拓実、三笘薫や遠藤航らの思いも胸に日本代表は悲願の世界一へ向けた第一歩をダラスから踏み出す。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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