FIFAワールドカップ2026で頂点を目指す日本代表の戦いがついに幕を開ける。遠藤航の離脱に伴い、日本代表の新キャプテンに就任した板倉滉は「いよいよだなと。ここからやってやるぞという思いですね」と決意を述べた。
日本代表にとって激動の数日間だった。キャプテンの遠藤航がケガの影響でチームを離脱し、自身のSNSで代表引退も表明。「これまでも長く一緒に戦ってきた仲間ですし、私がコンセプトとして掲げることをオン・ザ・ピッチでもオフ・ザ・ピッチでも理解して、自分自身がまず表現してくれます。彼のキャラクターとしては本当にいろいろな選手とコミュニケーションを取りながら、チームの雰囲気を作るということを期待しています」と森保一監督は板倉を新キャプテンに指名した。板倉は「いろいろなことがありましたけど、自分の役割としてはチームが同じ方向を向いて一戦目を迎えること。そこに持っていくことが自分の役割だと思っています。練習の雰囲気は何も心配する必要がないですし、今ここにいるチームで優勝しないといけないという引き締まった思いになりました。自然と練習のインテンシティ、激しさは増していったので問題ないかなと思います」と語った。
自身が投稿したInstagramの投稿には約2万3000件の「いいね」が集まり、所属するアヤックスやともに戦った新井章太や福田師王らからも激励のコメントが寄せられた。「これは自分からのお願いでもあるのですが……」と切り出した板倉。「みんなとともに戦って欲しいという思いがあります。もちろんピッチで表現するのは自分たちなので、そこは責任を持ってやりますし、新しい景色をみんなに見せられるようにという思いでやります。こういった短期決戦は、どれだけ結束して戦えるのかが一番重要なこと。戦術面やいろいろなことを準備しますけど、それを超えた戦う・走る・チームが一丸となって戦うことが大事だと思います。自分からのお願いとして、皆さんもともに戦ってほしい」とメディアを含めた“日本一丸”と“共闘”を呼びかけた。
チームがより一体になるため、12日夜にアメリカ・ダラスの宿舎で約30分程度の選手ミーティングを実施。板倉を筆頭に吉田麻也や長友佑都ら経験豊富な選手たちが中心となり、結束を強める夜を過ごした。「前回大会同様、ここでの話というのは非常に引き締まります。ワールドカップ経験者たちが話す重みや想いを初めて聞く選手もいますし、より一層引き締まった感情になった」。板倉自身は「責任と覚悟を持って戦う」と改めて決意を表明。「やっぱりグッと一歩気持ちが上がりました。本当に時間が経つにつれて緊張感も上がってきますけど、いい形で初戦が迎えられるかなと思います」と明日に初戦を見据えた。
激動の数日間を経て、日本代表はより強固なチームになったはずだ。板倉が呼びかけた“日本一丸”と“共闘”を合言葉に、世界一に向けたの挑戦が始まる。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
【総集編】3分で分かる! FIFAワールドカップ2026 全48カ国ガイド