皇族数減に強い危機感=女性の活動継続に期待の声―宮内庁

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 現在の皇室は天皇陛下、上皇さまをはじめ16人(男性5人、女性11人)で構成され、高齢化と女性皇族の結婚を背景に減少の一途をたどっている。皇室を支える宮内庁は、活動を維持する観点から強い危機感を抱き、皇族数確保が「喫緊の課題だ」と訴えていた。
 皇族数は、1947年10月に旧11宮家51人が皇籍離脱して以降、94年の秋篠宮家の次女佳子さま(31)誕生時の26人をピークに減少。皇位継承順位第2位の秋篠宮家の長男悠仁さま(19)が最年少で、未成年の皇族はいない。
 現在の皇室では、皇族数減少を背景に、特に秋篠宮家に公務が集中している。こうした中、佳子さまと、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(24)ら女性皇族方が公務の貴重な担い手となられている。
 愛子さまは日本赤十字社での勤務と公務を両立。昨年は単独で能登半島地震の被災地を訪れ、ラオスを公式訪問した。佳子さまも手話を使った公務を継続し、昨年はブラジルを訪れた。
 「立法府の総意」通りに皇室典範が改正されれば、結婚後も女性皇族が皇室に残れるようになる。同庁のある幹部は「女性皇族が団体の総裁職や独自の活動を継続できる」と期待。「悠仁さまも身近に相談する方がいた方が心強く思われるのではないか」と語る。
 一方、今回は皇族数確保策が優先され、皇位継承の問題とは切り離された。皇統が不安定な状況は変わらず、庁内からは「悠仁さまが将来結婚すれば、相手の女性に男子出産の極めて大きな重圧がかかることになる」と危惧する声も上がる。
 黒田武一郎長官は5月28日の定例記者会見で「皇室の方々のお気持ちを十分踏まえながら、課題が解決されるよう、できる限り努力していく」と話した。