ドライフルーツは通常のフルーツよりも、乾燥させることでカリウムなどのミネラル類が豊富になります。噛みごたえもあってダイエットにも最適なドライフルーツは、自宅で手作りすることができます。この記事では、手作りドライフルーツの方法や特徴についてご紹介していきます。
天日干しでドライフルーツを作る方法
天日干しは、ドライフルーツをはじめ様々な乾燥食品を作るのに使われるポピュラーな方法です。ドライフルーツを作る専用の天日干しネットや、できるだけ平らなザルを用意しましょう。好きなフルーツを水洗いしてから、皮をむいたり種や芯を取り除いて4~5ミリ程度の薄さにスライスしてください。それをキッチンペーパーなどで水気を取ってから、ザルやネットの上に重ならないように並べればOK。ネットやザルを直射日光のあたる時間だけ天日干しにして、それ以外は室内で保管します。天日干し中は30分や1時間ごとなど…定期的にフルーツを裏返すのがポイントです。これを2週間程度続ければドライフルーツができあがります。
電子レンジでドライフルーツを作る方法
天日干しと同じ要領でフルーツを水洗いし、皮を剥いてスライスします。クッキングシートを敷いた耐熱皿の上に、重ならないように注意しながらスライスしたフルーツを並べてください。1分温めたら取り出して、新しいクッキングシートを敷きます。これを水分が完全に飛ぶまで繰り返すだけです。オーブン機能のある電子レンジなら、100℃で1時間ほど乾燥させればOK。1時間経ったら裏返して今度は裏面を40分間100℃で乾燥させてください。オーブンを使う場合は、完全に乾燥しきる前にシロップをかけたりしておくと、好みの甘さを持ったドライフルーツに仕上げることができますよ。
ドライフルーツ向きのフルーツ
ドライフルーツを作るのに向いているのは、バナナやレーズン、キウイ、パイナップル、マンゴーなどです。梨やリンゴもドライフルーツにできますが、変色防止のために塩水に浸ける過程があって少々手間がかかります。オレンジやグレープフルーツなどをドライフルーツにする場合には、水気がたくさんあるため一度に水分を蒸発させられるオーブンがおすすめです。
ドライフルーツを手作りするメリット
市販のドライフルーツは、フルーツの味に甘みをプラスするために甘味料が多く使われています。そのため自分好みの甘さではなかったり、カロリーが高くなってしまうといったデメリットがあります。自分でドライフルーツを作れば、シロップや砂糖などを調整して自分に合ったドライフルーツが作れます。甘味料が少ないほど、フルーツ本来の味を楽しむことができますよ。
writer:さじや