5月下旬まで楽しめる!約250種1万本を数える桜の名所 松前公園

桜前線が北海道にもやってきたGW。約21万3500平方メートルもの広大な敷地内に、約250品種、10,000本を超える桜が植えられており、日本さくら名所100選にも選定された松前公園に出掛けました。ここは、北海道内屈指の桜の名所として全国的にも有名です。

松前公園は、松前藩の松前城址を中心とした公園で、北海道では唯一のお城だった場所。また松前城は長崎県の石田城と並んで、江戸時代の最後期に築城されたお城で、現在は天守閣も復元され、緑豊かな公園として整備されています。

この公園の桜の特徴は、開花時期の異なる多種の桜が植えられている為、長い期間桜が楽しめるところ。4月の中旬頃から、東京ではお馴染みのソメイヨシノが咲き始めます。公園内の桜の8割を占めるのが、ナデンやイトククリに代表されるヤエザクラ系の品種。花びらの色が控えめなソメイヨシノに続いて、ヤエザクラ系の品種が次々に咲き始めますが、これらの品種は、花に丸々としたボリュームがあり、ピンク色が濃いのが特徴なので、遠くから眺めると公園全体が濃いピンクに染まって、何とも言えない美しい光景でした。

また、松前公園には樹齢300年以上と伝えられている光善寺の血脈桜(ケチミャクザクラ)、龍雲院の蝦夷霞桜(エゾカスミザクラ)、天神坂門の夫婦桜(メオトザクラ)といった名木があります。どれもしっかりと手入れが施され大切にされている為、今も堂々たる姿で非常に見ごたえがあります。更に公園の北にある桜見本園では、早咲きから遅咲きまで140種の桜の見本が植えられています。ここには松前固有の品種など珍しい品種も揃っているので、生きた桜の標本園として人気があります。

松前城、松前藩屋敷、寺町、日本庭園、遠くに見える海など、桜との風流なコラボレーションを楽しむことができる松前公園の桜。5月下旬くらいまで桜を楽しむことができるとのことです。

 

筆者:澤口美穂。カナダへのワーキングホリデー、グアテマラ留学含め、約2年半北米、中米、南米を中心に周遊。帰国後、ヨーロッパ本社の外資系企業日本法人2社で合計20年間勤務し、アジア、ヨーロッパへ数多く出張。20代からの訪問国数は約30か国以上。平成28年、生活拠点を東京から札幌に移す。様々な国の人々と共に働いてきた経験や自分の想いを形にした新しいビジネスと人生のセカンドステージを構築中。

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