超複雑で属人化した「線路メンテナンスの計画策定」をAIで効率化! “Excelで手作業”を脱す でも「最終判断は人」 JR東日本G

白熱するデータセンター空調市場

スタートアップ企業とJR東日本グループが共同で進めてきた「線路メンテナンス作業計画の高度化」システムの本格運用が開始となります。

「AI+人」でノウハウを共有・蓄積

 各種インフラ向けの「計画最適化ソリューション」を手がけるALGO ARTIS(東京都千代田区)は2026年5月26日、JR東日本グループのユニオン建設と共同で進めてきた「線路メンテナンス作業計画の高度化」システムについて、本格運用を開始したと発表しました。

 鉄道の線路メンテナンスに係る計画作成をAIによって効率化する取り組みです。メンテナンス作業は終電から始発までの限られた時間に行う場合があるほか、内容や線路使用条件、関係各所との調整など、多くの制約条件を考慮しなければならず、計画業務は主に熟練担当者の経験やノウハウがモノをいうという属人化が課題になっていたといいます。

 また、鉄道ならではの計画変更や緊急対応も頻繁に発生。従来はExcelを用いた担当者の判断と手作業に大きく依存し、作業量が多く、担当者の負担やミスのリスクが大きかったそうです。

 そこで、今回導入されたシステムでは、検証を重ねて開発した独自のユーザーインターフェースにより、月間作業計画の可視化と標準化を実現。複雑な制約条件をリアルタイムで確認しながら調整できるため、確認・調整業務の効率化やミスの低減につながるといいます。

 また、AIによる部分的な支援と、人による最終判断・調整を前提とした設計を採用しており、安全性や現場特有の判断を担保した計画策定が可能になるとしています。

 ALGO ARTISのこの取り組みは、2022JR東日本スタートアッププログラム2022に採択されて以降、ユニオン建設と約3年をかけて検証を重ねてきたそうです。