まもなく開幕するFIFAワールドカップ2026から導入される“新ルール”。31日に行われたキリンチャレンジカップ2026 アイスランド代表戦でも、早速その影響が見られ、壮行試合における収穫の一つとなった。
まず一つ目は前後半の途中に設けられる“ハイドレーションタイム(飲水タイム)”だ。今大会の開催国であるアメリカ、カナダ、メキシコでは高温な地域もあり、天候・気温・開催地・試合会場の屋根の有無に関わらず、3分間の飲水タイムが設けられ、前後半の22分ごろに主審のホイッスルによって試合が中断されることが決定済み。日本もベンチ前で飲水をしながら森保一監督、名波浩コーチ、斉藤俊秀コーチらが中心となり、戦況を踏まえながら議論を交わすシーンが見受けられた。
そして、もう一つは選手交代時の“10秒ルール”。アイスランドは85分に2選手を投入しようとしたが、交代するクリスティアン・ヒリンソンがピッチを去るまでの規定10秒をオーバーしたため、イサク・スナエル・ソルバルドソンが一時的にピッチに入れない状況に。1分間を超えてボールが切れたタイミングまで入れないルールとなっているが、日本は87分に菅原由勢のクロスに小川航基が頭で合わせてゴールネットを揺らした。一時的に数的優位に立ったが、殊勲のスコアラー小川本人は「誰かが言ってはいたんですけど、気づいていなかった」そうだが、「僕らはチームとして意思疎通ができていましたし、相手はまだできていなかった。本大会前にああいうことが起きるのはみんな確認できたと思いますし、そういった細かい部分にもこだわっていきたい」と述べている。
スタメン出場し、83分までプレーした久保建英は選手交代時の新ルール適用に「ちょっと盛り上がっていましたよ」とベンチの様子を明かす。「例えばですけど、明らかなファウルで止めて負傷して相手が一人少なくなると考えると、それはフェアなのかとか。そういった話も出ました」と議論が巻き起こっていたようだ。「ルールはルールなので、僕たちはそれで不利にならないようにしたい」と久保。「多分、日本代表ではないと思いますけど、個人としてはちょっと抜けているところもあるので気をつけたいなと。とりあえず走って出ます!」と誓った。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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