愛称は最強の“有翼騎兵”と同じ ポーランド空軍に最新型戦闘機が配備開始! 赤白チェックのマークもステルス機仕様に

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ポーランド国防省は2026年5月23日、同国空軍初となるF-35A「ライトニングII」を3機受領したと発表しました。

伝説の騎兵の名を受け継ぐ戦闘機

 ポーランド国防省は2026年5月23日、同国空軍初となるF-35A「ライトニングII」を3機受領したと発表しました。

 これらの機体は2026年5月22日、テキサス州フォートワースにあるロッキード・マーチンの工場から、アゾレス諸島のラジェス空軍基地を経由してポーランドへ向かう輸送飛行を終え、ワスク空軍基地に着陸したとのことです。

 同機のポーランド国内における愛称は「フサルシュ(Husarz)」です。この名称は英語では「フサール(Hussar)」となり、ポーランド・リトアニア共和国時代に精強さで知られた槍騎兵部隊の名称に由来します。

 同騎兵は背中に羽飾りを装着していたことでも知られており、F-35の公式サイトでは、以前ポーランド向けF-35Aを公開した際、「NATO間の関係強化に加え、現代のポーランドの戦士たちとその輝かしい歴史に『新たな翼』を与える」と、その意味について説明しています。また、F-35Aについて「かつてのポーランドの戦士たちのように、力強さ、決意、そして美しさを象徴する印象的な機体である」ともアピールしていました。

 ポーランドは2020年2月にロッキード・マーティンと32機のF-35A購入契約を締結しており、全機の引き渡しは2030年までに完了する見込みです。同国空軍がF-35Aを保有することで、ロシアの飛び地であるカリーニングラードや、同国の友好国であるベラルーシ周辺に、NATOのステルス戦闘機が常時展開される形となります。

 また、フィンランド空軍も近いうちにF-35Aを戦力化する予定であり、バルト三国も防空を西欧諸国やアメリカの空軍機に依存していることから、ロシアへの監視を強化するかのように、北欧からバルト海、ポーランドにかけて、NATOのF-35運用国による帯が形成されつつあります。

 なお、これまでポーランド空軍の主力戦闘機はSu-22、MiG-29、F-16へと移り変わってきましたが、機体に描かれる国籍標識については、一貫して赤白のチェッカーボード(市松模様)が維持されてきました。しかし今回のF-35Aでは、塗装や塗料にもステルス性への配慮が求められることから、灰色系の低視認性(ロービジ)仕様のエンブレムへ変更されるようです。

【動画】コックピット視点! ついに東欧の空を飛んだF-35A