名鉄「屈指の閑散区間」廃止へ 利用者減少に歯止めかからず 沿線自治体は「2028年度までの運行継続」要望

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名鉄広見線の新可児駅~御嵩駅間が廃止の方針となりました。

「年間3.4億円」の財政負担が重荷に

 岐阜県可児郡御嵩町は2026年5月29日、名鉄広見線(新可児~御嵩間7.4km)について、みなし上下分離方式による鉄道存続協議を終了することを明らかにしました。代替となる交通手段を協議・準備する必要があるため、2028年度末までの運行継続を名鉄に要望するとしています。

 名鉄広見線は愛知県犬山市の犬山駅から岐阜県可児郡御嵩町の御嵩駅までを結ぶ路線。新可児駅で運行系統が分断されており、新可児~御嵩間は普通列車のみがおおむね30分間隔で走っています。

「みなし上下分離方式」とは、鉄道会社が施設を所有したまま、維持管理に必要な経費を自治体が負担する方式です。広見線(新可児~御嵩間)の沿線自治体である可児市、御嵩町、八百津町は、昨年8月末から名鉄とみなし上下分離方式による鉄道存続協議を開始していました。

 協議の結果、利用者の減少に歯止めが掛からないほか、沿線自治体が担う年間3.4億円の財政的負担が大きく、物価高騰や人件費上昇で負担額が更に増加する可能性があることなどを踏まえ、協議を終了することになったとしています。

 名鉄は広見線(新可児~御嵩駅)の廃止時期については「未定」(広報部)としています。