新幹線N700S“台湾版”ついに完成! 日本車両が初めての“出荷” 台湾高鐵が計12本・144両を導入へ

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台湾新幹線の新型車両「N700ST」がいよいよ最初の出荷を迎えました。

台湾版N700S、ついに完成

 日本車両製造は2026年5月19日、台湾高速鉄道向けの新型車両「N700ST」の1回目の出荷を行ったと発表しました。

 N700STは日本の東海道・山陽新幹線を走るN700Sをベースとした車両で、日立と東芝系のコンソーシアムが2023年に約1240億円で受注。12編成144両のうちの一部を日本車両が製造しています。700系をベースとした既存車両「700T」と同様、末尾にTがつく形式名です。

 車体には黒とオレンジのラインを継承。700Tよりも長く伸びた先頭車両の前面は白色で、オレンジのラインは側面から始まっています。白を基調とした車体は、シンプルで整然とした視覚効果を生み出し、300km/hの高速でスピード感を際立たせるとしています。車内にはフルカラー液晶車内情報ディスプレイや二層式の荷棚、充電機能付きシートなども装備されます。

 日本車両は「既公表のとおり日立を通じて台湾高鐵へ順次納入される予定」としており、計画どおり製造を進めてきたといいます。計画では、第1編成のN700STは2026年8月に台湾へ到着し、各種テストののち、2027年後半から営業運転を開始する予定。2007年の開業から20年ぶりの新型デビューとなる見込みです。