10月以降は首位に立てずも最終節で逆転優勝! セルティック指揮官「生きる意味を見出せた」

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 セルティックを率いるマーティン・オニール監督が、劇的なリーグ優勝を振り返った。16日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第38節が16日に行われ、2位セルティックは首位ハーツと対戦。勝ち点「1」差で迎えた優勝決定戦は43分に先制を許したが、45+4分にアルネ・エンゲルスがPKを決めて同点に追いつくと、87分には前田大然が5試合連発となる勝ち越しゴールをマーク。90+8分にはカラム・オスマンドがダメ押しゴールを決め、3-1で逆転勝利を収めた。

 この結果、昨年10月から首位に立てていなかったセルティックだが、7連勝を飾ったことで最終節で逆転し、リーグ5連覇を達成。レンジャーズと並んでいたリーグ通算優勝回数も「56」としてリーグ最多に浮上した。

 なお、データサイト『OPTA』では、10月以降にスコティッシュ・プレミアシップで首位に立っていた日数はハーツが「226日」を記録していたものの、わずか「1日」のセルティックが優勝に輝いたことが伝えられている。また、現在74歳のオニール監督は1952-53シーズンにレンジャーズを率いたビル・ストラス氏の77歳に次いで、同リーグ史上2番目に高齢の優勝監督になったことも明らかになっている。

 そんなオニール監督は2019年1月にノッティンガム・フォレストの監督を退任して以降、現場からは離れていたが、昨年10月28日にブレンダン・ロジャーズ元監督の後任として暫定監督に就任。公式戦8試合を戦い7勝1敗とチームを見事に立て直し、ウィルフリード・ナンシー前監督へ引き継いでいた。

 しかし、成績不振を受けてわずか1カ月でナンシー前監督が解任されたことを受け、改めて今シーズン終了までとなる契約で今年1月5日に指揮官に就任し、リーグ5連覇に導いたほか、23日に行われるスコティッシュカップ決勝にも駒を進めているため、国内2冠の可能性を残している。

 波乱のシーズンとなったものの、見事に結果を残したオニール監督は試合後、「元気を取り戻した気分だ。選手たちとスタッフのおかげで、生きる意味を見出すことができた。もちろん、家族もそうだけどね」と語りながら、次のように続けた。

「昨シーズン、まさにこの場所でブレンダンと優勝について話していた時、本当に羨ましかったんだ。まさか自分がここに戻ってくるとは、夢にも思っていなかった。10月には、ロンドンのキングスロードでコーヒーを飲みながら、引退生活を楽しんでいた。セルティック・パークでトロフィーを掲げる日々は、もう完全に終わってしまったと思っていたから、本当に素晴らしい経験だ。信じられない気持ちだよ」

 また、現行契約は今シーズン限りとなっていることから、注目が集まっている去就について聞かれたオニール監督は「本当にわからないんだ」と決まっていることは何もないことを強調した。

「それは予想していなかった。でも決勝戦が終われば、ゆっくり話をする時間はあると思う。ただもういい歳だから、体力的にはきつい。私は試合の脇役だから、選手たちは毎日私を見て、『この老人がここで何をしているんだろう?』と思っているだろうね」

「ここは地球上で最も特別な場所だ。このスタジアムが完全に一体となった時、それはまさに圧巻の光景だ。もちろん選手たちは素晴らしかった。キャプテンはその象徴だ。でも、彼ら(ファン)がいなければ優勝はできなかった。心から感謝している。来週がどうなるか楽しみにしているよ」

【動画】前田大然の活躍もありセルティックがリーグ5連覇達成!