チェルシーが、新監督にシャビ・アロンソ氏を招へいすることで合意したようだ。16日、イギリスメディア『BBC』やスポーツ専門メディア『アスレティック』などが伝えている。
チェルシーでは2024年夏からエンツォ・マレスカ元監督がチームを率いて、昨季はプレミアリーグを4位で終え、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したほか、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)とFIFAクラブワールドカップ2025の2冠を達成した。
しかし、クラブ上層部との不和から今年1月1日に双方合意のもと、マレスカ元監督の退任が発表され、同6日に同じ『BlueCO』のマルチクラブ・オーナーシップ体制下にある“姉妹クラブ”ストラスブールからリアム・ロシニアー前監督を引き抜き、6年半契約を締結した。
それでも、1912年11月以来、114年ぶりにリーグ戦5試合連続無得点で5連敗を喫したこともあり、成績不振により今年4月22日にロシニアー前監督が解任され、現在は今季2度目の暫定監督としてコーチのカラム・マクファーレン氏が今シーズン終了まで指揮を執っている。
ライセンスの関係もあり、マクファーレン氏が正式な監督に就任することはないことから、今夏から率いる新監督の選定に入っていたチェルシーは、フリーのシャビ・アロンソ氏や、今季終了後にボーンマスを退任するアンドニ・イラオラ監督、フルアムを率いるマルコ・シウバ監督、クリスタル・パレスを退任するオリヴァー・グラスナー監督など複数の候補者を選出し、適任者を探していることが報じられていた。
そうしたなか、今回の報道によると、チェルシーは数週間前から最有力候補としてシャビ・アロンソ氏と交渉を行ってきた結果、次期正式監督として2030年6月30日までとなる4年契約を締結することで基本合意に達したという。
なお、シャビ・アロンソ氏は一定の保証が得られれば監督就任に前向きであることが噂されており、ヘッドコーチとしてではなく、前任者たちよりも大きな権限が与えられるマネージャーとしての役職でオファーされ、純粋に戦術的なものよりも広範な権限を示されたことで、チェルシー就任を受け入れたとも報じられている。
チェルシーとしてはマンチェスター・シティとのFAカップ決勝が終わるまで、監督就任の発表を控えていたことから、早ければ17日中にも正式発表される見込みとなっており、シャビ・アロンソ氏は7月1日からチェルシーを率いることが決定的になっているようだ。
現在44歳のX・アロンソ氏は現役時代にリヴァプール、バイエルン、レアル・マドリードなどで活躍し、スペイン代表の黄金期を支えた。引退後は指導者となり、レアル・マドリードとレアル・ソシエダの下部組織を経て、2022年10月には当時降格圏に沈んでいたレヴァークーゼンの監督に就任。2年目の2023-24シーズンにはブンデスリーガ史上初の無敗優勝とDFBポカール制覇を成し遂げた。
2025年夏にはカルロ・アンチェロッティ監督(現:ブラジル代表)の後任として古巣レアル・マドリードの監督に就任。一部主力選手との確執が囁かれたことで、今年1月に電撃解任されたが、34試合指揮で24勝(4分け6敗)を挙げ、勝率は70.6%を記録していた。