実弾飛び交うフィリピンの海岸線。上陸阻止訓練のためアメリカ軍が用意した標的は、なんと中国軍車両!?
「これが敵の車両」と公式も表明
アメリカ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドの4か国が参加した上陸阻止実弾訓練が、フィリピンのパラワン島で実施されました。日本も参加する多国間共同訓練「バリカタン26」での一場面です。標的となったのは遠隔操作のドローン標的ですが、その姿は中国軍の「05式水陸両用戦車」にそっくりです。
アメリカ軍が公表した写真には、オフショア作業船からドローン標的が降ろされる様子が収められていますが、車体のやや後方に位置した小さな砲塔や、青色混じりの迷彩は、中国軍の05式を彷彿とさせます。公式の説明にも「敵の水陸両用戦闘車(an adversarial amphibious fighting vehicle)を模した」と記されています。
この日の訓練への自衛隊の参加は確認できませんが、「バリカタン26」では複数の上陸阻止実弾訓練が実施された模様です。5月7日には統合幕僚監部が公式SNSにその様子を投稿し、「日本国内では(海上に向けての)実弾射撃訓練を実施することが簡単ではない」として、これが自衛隊にとっても貴重な訓練機会であることを説明しています。