『トップガン』の“漆黒の実験機”制作元が画像公開 中国諜報機関も「本物」と勘違いした当時の本気度明かす

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アメリカの航空宇宙企業であるロッキードマーチンは2026年5月14日、映画『トップガン マーヴェリック』に登場した実験機「ダークスター」の画像を公式Xで公開しました。

気持ち的には本気で実験機を作っていた?

 アメリカの航空宇宙企業であるロッキードマーチンは2026年5月14日、映画『トップガン マーヴェリック』に登場した実験機「ダークスター」の画像を公式Xで公開しました。

 今回の投稿は北米時間では5月13日にあたり、トップガンシリーズの記念日である「ナショナル・トップガン・デー」に合わせたものです。

「ダークスター」は劇中で、俳優のトム・クルーズ氏が演じる主人公、ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐が搭乗する、速度マッハ10を超える極超音速試験機として登場します。架空の機体でありながら、リアリティの高い機能的かつ優雅なデザインで人気を集めています。劇中ではCGだけでなく、実寸大で制作されたプロップ(小道具)も使用されました。

 このプロップには、制作中の有名な逸話があります。完成度に徹底的にこだわった結果、中国の諜報機関がこの機体を本物の新型機と誤認したのか、同機を宇宙から偵察するため、撮影が行われていた海軍兵器試験場の上空を通過するよう人工衛星の軌道を変更した、という話です。

 実は同機の制作には、ロッキードマーチンの開発部門「スカンク・ワークス」が協力しています。スカンク・ワークスは、世界初のステルス戦闘機F-117「ナイトホーク」や、最高速度マッハ3を記録した世界最速の偵察機SR-71「ブラックバード」を開発したチームとして知られています。

 今回の公式Xのコメントでは、「『ダークスター』は映画の中の存在かもしれませんが、その背後にある精神は常に現実のものでした」と説明しており、完全なファンタジーではなく、“現実に存在してもおかしくない”ラインを強く意識して制作されたことを示しており、「スカンク・ワークスは不可能と思われたアイデア、革新的な技術、そして未来を再定義する挑戦によって築かれてきたのです」と同部門はこれまでも、「不可能」と思われた航空機開発に挑み続けてきたアピールしています。

 また、4月16日にはラスベガスで開催されたシネマコンで、トップガンシリーズ第3作の制作決定が発表されました。次回作ではどのような機体が登場するのか、期待が高まります。

夕日が印象的…これが、スカンク・ワークスの手掛けた「ダークスター」です(画像)