さあ見よう、“最高の景色”を! FIFAワールドカップ2026に臨む日本代表メンバー26名を徹底紹介

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 5月15日(金)に行われた日本代表メンバー発表会見では、森保一監督が心を込めて一人ずつの名前を丁寧に読み上げた。「W杯の舞台に立ちたいと思っていても、その思いを叶えてあげられなかった選手たちのことを考えると、感情の部分で少しコントロールできない部分が出てくる」と言葉を詰まらせる場面もあった。

 いよいよ“最高の景色”に向けた日本代表の挑戦が始まる。FIFAワールドカップ2026に臨む日本代表メンバー26名を紹介する。

取材・文=元川悦子
写真=Getty Images

GK
早川友基(はやかわ・ともき)

生年月日:1999年3月3日(27歳)
身長・体重:187cm・81kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:鹿島アントラーズ
日本代表通算:3試合

2025年E-1選手権で代表デビューし、同年のJリーグMVPに上り詰めた。J1百年構想リーグでもセーブ率8割を突破しており、鹿島の失点数「7」の原動力となっている。代表実績はまだ3試合のみだが、急成長している早川が大仕事をしてのける可能性も大いにある。

大迫敬介(おおさこ・けいすけ)

生年月日:1999年7月28日(26歳)
身長・体重:188cm・87kg
出身地:鹿児島県
所属クラブ:サンフレッチェ広島
日本代表通算:11試合

2022年W杯落選をバネに第2次森保体制ではコンスタントに代表入り。指揮官や下田崇GKコーチの信頼をガッチリとつかんでいる。代表キャップ数は11と実績は少ないものの、鈴木彩艶のバックアップ一番手として重要な役割を担っている。2025年には長女が誕生。パパとして初めての大舞台に挑む。

鈴木彩艶(すずき・ざいおん)

生年月日:2002年8月21日(23歳)
身長・体重:190cm・100kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:パルマ・カルチョ(イタリア)
日本代表通算:23試合

2024年のアジアカップから正守護神に君臨。当初はさまざまな批判にもさらされたが、アジア最終予選や2026年3月欧州遠征での頭抜けた存在感を示し、誰もが認める絶対的GKにのし上がった。本人は「W杯には5回行く」と目論んでいる様子。今回がその大きな一歩となる。

DF
長友佑都(ながとも・ゆうと)

生年月日:1986年9月12日(39歳)
身長・体重:170cm・68kg
出身地:愛媛県
所属クラブ:FC東京
日本代表通算:144試合4得点

日本史上初のW杯5大会出場を勝ち取った39歳の大ベテラン。今回は直前の負傷でメンバー入りが危ぶまれたが、強い気迫で悲願を達成した。あとは本番で力を発揮するだけ。出場は限定的になりそうだが、左右のウイングバック・サイドバックでクローザー的に使われる可能性が高い。

谷口彰悟(たにぐち・しょうご)

生年月日:1991年7月15日(34歳)
身長・体重:185cm・75kg
出身地:熊本県
所属クラブ:シント・トロイデン(ベルギー)
日本代表通算:37試合1得点

本格的な代表定着は30代になってからの遅咲きだが、2022年W杯は2試合に出場。第2次森保体制では守備の主軸と位置づけられてきた。2024年11月に左アキレス腱断裂の重傷を負ったが完全復活。満を持して迎える2度目のW杯で高度な統率力を発揮するはずだ。

板倉滉(いたくら・こう)

生年月日:1997年1月27日(29歳)
身長・体重:188cm・80kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:アヤックス(オランダ)
日本代表通算:39試合2得点

「2026年のW杯は自分が引っ張らないといけない」という強い自覚を持って取り組んできたが、2026年に入ってからケガで長期離脱。その間に渡辺剛らが台頭してきたため、本大会でも絶対的レギュラーを奪回しなければならない。前回W杯の悔しさを晴らすべき時だ。

渡辺剛(わたなべ・つよし)

生年月日:1997年2月5日(29歳)
身長・体重:184cm・76kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
日本代表通算:10試合

フェイエノールト移籍後の2025年9月から代表に完全定着し、ブラジル・イングランド戦の歴史的勝利の原動力となった。現時点では谷口と並ぶ守備の大黒柱と位置づけられ、本大会でもフル稼働が期待される。持ち前のヘディング力で得点にも関与できるはずだ。

冨安健洋(とみやす・たけひろ)

生年月日:1998年11月5日(27歳)
身長・体重:187cm・84kg
出身地:福岡県
所属クラブ:アヤックス(オランダ)
日本代表通算:42試合1得点

18歳だった2018年の初キャップから8年。非凡な能力を備えた男は長いケガに苦しんでいる。この4年間も代表出場は10試合で2025年夏以降は無所属でリハビリに専念。2026年1月のアヤックス入り後も、まだフル出場はない。どこまで状態を引き上げられるかが鍵になる。

伊藤洋輝(いとう・ひろき)

生年月日:1999年5月12日(27歳)
身長・体重:188cm・84kg
出身地:静岡県
所属クラブ:バイエルン(ドイツ)
日本代表通算:23試合1得点

2022年W杯の後、2024年夏にバイエルンへ移籍。そこから複数回の負傷を経て、2026年に完全復活。3月のイングランド戦でも圧巻パフォーマンスで能力の高さを示した。左足のフィード力の高さ、対人守備の強さは折り紙付き。日本躍進のキーマンとして期待される。

瀬古歩夢(せこ・あゆむ)

生年月日:2000年6月7日(25歳)
身長・体重:186cm・81kg
出身地:大阪府
所属クラブ:ル・アーヴル(フランス)
日本代表通算:13試合

中村敬斗、久保とは世代別代表時代から共闘。将来の代表DFと目され、2023年の代表デビュー後は継続的に招集されてきたが、ル・アーブル移籍後の2025年夏以降、安定感と重要度がより高まった印象だ。足元の技術が高く、ボランチもこなせる万能性も強み。

菅原由勢(すがわら・ゆきなり)

生年月日:2000年6月28日(25歳)
身長・体重:179cm・71kg
出身地:愛知県
所属クラブ:ブレーメン(ドイツ)
日本代表通算:20試合2得点

第2次森保ジャパンでは当初、右サイドバックのレギュラーだったが、3バック導入によって出場機会が減っていた。しかしながら、今季ブレーメンでのコンスタントな活躍と代表での献身的姿勢が認められ、最後の最後で滑り込んだ。本大会では右ウイングバックや右サイドバックでの大きな仕事が期待される。

鈴木淳之介(すずき・じゅんのすけ)

生年月日:2003年7月12日(22歳)
身長・体重:180cm・78kg
出身地:岐阜県
所属クラブ:コペンハーゲン(デンマーク)
日本代表通算:6試合

2022年に帝京大可児高校時代から湘南入りし、2024年途中にボランチからDFに転向。一気に才能を開花させた。2025年6月のインドネシア戦で代表デビューし、10月のブラジル戦ではエステヴァン封じで勝利に貢献。新世代の万能型DFとして注目を浴びる新星だ。

MF/FW
遠藤航(えんどう・わたる)

生年月日:1993年2月9日(33歳)
身長・体重:178cm・76kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
日本代表通算:72試合4得点

「2026年W杯優勝」という大目標を自ら掲げたキャプテン。今年2月の左足首負傷で手術を強いられたが、本番に間に合うという判断からリスト入りした。リヴァプールでは出番が減り、佐野に定位置を奪われた感もあるが、ベテランの経験値と戦術眼は必要不可欠だ。

伊東純也(いとう・じゅんや)

生年月日:1993年3月9日(33歳)
身長・体重:177cm・68kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:ゲンク(ベルギー)
日本代表通算:68試合15得点

2022年W杯ではフィールドプレーヤー最長時間出場を記録したスピードスターも33歳。今回を集大成のW杯と位置づけている。右ウイングバックだけでなく、シャドー、左サイドまでマルチの働きを見せる男は、森保監督から絶大な信頼を寄せられ躍動するはずだ。

鎌田大地(かまだ・だいち)

生年月日:1996年8月5日(29歳)
身長・体重:180cm・72kg
出身地:愛媛県
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
日本代表通算:49試合12得点

ボランチと2列目を柔軟にこなす中盤の要。4年間でフランクフルトからラツィオ、クリスタル・パレスと環境を変え、FAカップ制覇やUEFAカンファレンスリーグ決勝など高度な国際経験を蓄積。戦術眼に磨きをかけた。鎌田の一挙手一投足が日本の成否を左右する。

小川航基(おがわ・こうき)

生年月日:1997年8月8日(28歳)
身長・体重:186cm・78kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:NEC(オランダ)
日本代表通算:14試合10得点

2024年アジアカップ敗退の後、頭角を現し、アジア最終予選では上田とともに主軸FWとして前線をリードした。もともと東京五輪世代のエースと目されたが、20代後半になってやっと才能が開花。初のW杯では何か大仕事をやってくれるかもしれない。

前田大然(まえだ・だいぜん)

生年月日:1997年10月20日(28歳)
身長・体重:173cm・67kg
出身地:大阪府
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
日本代表通算:27試合4得点

前回のW杯クロアチア戦で先制弾を叩き出した韋駄天も28歳。「カタールの経験を次につなげなければ意味がない」と4年後に向けて努力を続けた。今の代表では左ウイングバックが主戦場だが、シャドーや1トップでもプレー可能。鬼プレスが必要になる局面も出てきそうだ。

堂安律(どうあん・りつ)

生年月日:1998年6月16日(27歳)
身長・体重:170cm・72kg
出身地:兵庫県
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
日本代表通算:64試合11得点

第2次森保体制で10番を託されたキーマン。フライブルク時代に磨き上げた守備強度を武器に右ウイングバックでは献身的なプレーを披露。時にはインサイドで得点にも関与する。3月のイングランド戦では主将も務めており、リーダーとしての自覚を持って2度目の大舞台に挑む。

上田綺世(うえだ・あやせ)

生年月日:1998年8月28日(27歳)
身長・体重:182cm・76kg
出身地:茨城県
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
日本代表通算:38試合16得点

「何もできなかった」と悔しさを味わった前回のW杯から4年。セルクル・ブルージュからフェイエノールトへ移籍し、今季は25点という破格の数字を叩き出している。本人も「カタールの時とは違う選手」と断言。2度目の大舞台で異次元の得点力を実証するだろう。

田中碧(たなか・あお)

生年月日:1998年9月10日(27歳)
身長・体重:180cm・75kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:リーズ(イングランド)
日本代表通算:37試合8得点

前回W杯スペイン戦で逆転弾を奪った男は、この4年間で世界最高峰のプレミアリーグに到達し、経験値を高めた。今の代表ではボランチの控えという位置付けだが、総合力を落とさず戦うためにも田中の力が不可欠。2度目の大舞台でも自慢の勝負強さを存分に発揮する。

中村敬斗(なかむら・けいと)

生年月日:2000年7月28日(25歳)
身長・体重:180cm・73kg
出身地:千葉県
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
日本代表通算:24試合10得点

代表デビューした2023年にいきなり4得点。ここまで24試合出場で10ゴールと数字を積み重ねている。シュートの巧さ、得点感覚の鋭さは随一だ。一方で3月のイングランド戦のようなお膳立てもできる。初のW杯では左サイドで大暴れしそうなイケメンアタッカーだ。

佐野海舟(さの・かいしゅう)

生年月日:2000年12月30日(25歳)
身長・体重:176cm・67kg
出身地:岡山県
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
日本代表通算:12試合

卓越した対人の強度とボール奪取力を備えた新世代のボランチ。2025年夏に鹿島からマインツへ移籍し、すぐさま定位置を確保。代表でも遠藤からポジションを奪うほどの急成長ぶりを示した。鎌田との鉄板ボランチコンビで日本を上位躍進へと導いてほしい。

久保建英(くぼ・たけふさ)

生年月日:2001年6月4日(24歳)
身長・体重:173cm・64kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
日本代表通算:48試合7得点

前回のW杯は発熱でクロアチア戦を欠場するなど、不完全燃焼に終わった。そこから4年で心身ともに大きく成長。エースにも黒子にもなれる選手に変貌を遂げた。今回はシャドーの中核として攻撃を担っていくはず。早くW杯初ゴールを決めて弾みをつけてもらいたい。

鈴木唯人(すずき・ゆいと)

生年月日:2001年10月25日(24歳)
身長・体重:175cm・71kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
日本代表通算:6試合

今季フライブルクで大躍進し、W杯の大舞台をつかみ取った技巧派アタッカー。5月頭に右鎖骨骨折を負ったが、本番に間に合うというメドが立ち、W杯メンバー入りを叶えた。市船初のW杯選手ということで母校関係者も喜んでいる。次はW杯でのゴールを期待したい。

塩貝健人(しおがい・けんと)

生年月日:2005年3月26日(21歳)
身長・体重:180cm・77kg
出身地:東京都
所属クラブ:ヴォルフスブルク(ドイツ)
日本代表通算:1試合

日本代表招集は今年3月シリーズの1回だけ。森保監督から「この1年間で大きく成長した選手」と認められ、最後に滑り込んだ。「自分には力がある」と堂々と公言できる強心臓ぶりは大きな武器。初のW杯で爆発的な活躍をするかもしれないだけに、期待大だ。

後藤啓介(ごとう・けいすけ)

生年月日:2005年6月3日(20歳)
身長・体重:191cm・78kg
出身地:静岡県
所属クラブ:シント・トロイデン(ベルギー)
日本代表通算:3試合

18歳でベルギーに渡り、今季シント・トロイデンで11ゴールをマーク。一気に代表に名乗りを挙げた20歳の新星FWだ。191センチの長身ながら「自分は生粋のFWではない」と言うように、多彩なポジションを幅広くこなせる万能性も武器。守備の献身性と将来性の高さも魅力だ。日本の秘密兵器になるかもしれない。

監督
森保一(もりやす・はじめ)

生年月日:1968年8月23日(57歳)
出身地:長崎県
日本代表通算:72勝13分け18敗(103試合指揮)

2022年のW杯でドイツ・スペインを撃破した後、第2次体制では主導権を握るサッカーを追求。スタッフに代表OBを揃えて分業制も推進した。その成果もあってブラジル、イングランドから歴史的勝利を挙げた。ただ真価が問われるのは本番。8年間の継続性を示すしかない。

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