栄養たっぷり捨てないで！ヨーグルトの上澄み液の利用法

ヨーグルトを買うと、上の方に水分が溜まっていますよね。この水分は乳清（ホエー）と呼ばれるもので、タンパク質たっぷりの健康的な存在です。せっかくですからこの乳清、捨てずに他の場面で使ってみてはいかがでしょうか？この記事では、乳清の使い道をいくつかご紹介していきます。

料理の水分として使う
乳清はほどよいコクや酸味のある液体です。おまけに栄養たっぷりですから、料理に使わない手はありません。使うのはどんな料理でも構いません。例えばカレーや味噌汁、煮物など…。料理のちょっとしたアクセントとして使ってみてください。煮込み料理であれば、「ちょっと水気が足りないな」と感じたときに乳清を入れてみるのも良いですね。乳清を入れると、栄養を補えるだけでなく隠し味としても活躍してくれますよ。乳清はケーキやマフィンなどのお菓子を作るときにも使えます。

飲み物の割り剤として使う
乳清には酸味とコクのある特徴的な味があります。これを使ってお酒を割る、というやり方もあります。お酒と割るときは、乳清と一緒に牛乳と割ってみるのもおすすめ。もしも乳清の酸味が気になるようであれば、少し水や炭酸水で薄めてみましょう。無理にお酒と割らなくても、アルコールの苦手な人は果実ジュースで割って飲んでみてください。乳清も発酵食品の一つですから、果実ジュースと合わせると便秘の改善に効果をもたらしてくれます。

お肉を浸け込んで柔らかくする
お肉の繊維は、乳酸菌で柔らかくほぐされていきます。そのためヨーグルトにお肉を浸け込むと良い、という裏ワザが一時期注目を集めていましたね。ですがこれ、ヨーグルトではなくて乳清に浸け込むだけでも同じ効果が期待できるのです。乳清の成分もヨーグルトと同様ですから、乳清に浸け込むとお肉が柔らかくなり、料理がしやすくなるのです。余って捨てるだけの乳清があったら、料理の前にお肉を浸け込んでみてくださいね。

ご飯を炊くときに使う
乳清を使ってご飯を炊くと、お米がツヤツヤでもちもちになると評判です。お米2合に対して乳清を1カップ使うのが一般的ですが、乳清の酸味が苦手な人なら乳清をもっと水で薄めて使ってもOKです。乳清に含まれている栄養価がご飯と合わさって、簡単に栄養補給を済ませることができます。いつもと違うご飯を味わいたいという人は、ぜひ一度試してみてくださいね。

writer:さじや