トヨタ、インドに新工場建設へ=4カ所目、年産50万台へ引き上げ

AI需要 電子部品の需給ひっ迫へ

 トヨタ自動車は11日、インド西部マハラシュトラ州の工業団地に完成車工場を建設すると発表した。生産開始は2029年前半を予定する。年産10万台規模で、約2800人の雇用を見込む。投資額は明らかにしていない。
 主力市場の米国ではトランプ政権の高関税措置が重しとなり、中国では現地メーカーとの激しい競争にさらされる。工場新設により、成長著しい世界3位のインド市場での販売拡大を目指す。
 インドでは4カ所目の工場となる。現地の所得向上に伴って今後、需要拡大が見込める新型SUV(スポーツ用多目的車)を生産する計画。インド国内向けだけでなく、アフリカなど周辺地域への輸出拠点としても活用する方針だ。
 トヨタは南部カルナタカ州ビダディに2工場を持ち、26年に第3工場が稼働を始める。計4工場での生産能力は年約50万台に達する見通し。