兵庫県姫路市で新たな県道バイパスが開通。10年間も未供用だったトンネルに「すごい名前!」と驚きの声も上がっています。一方で、現地では新たな問題も発生しているようです。
渋滞緩和に期待! でも「新たな渋滞」が…
兵庫県が姫路市で整備を進めてきた県道417号「広畑青山線」のバイパスが、2026年4月26日に暫定2車線で開通しました。完成から10年以上を経たトンネルが、ゴールデンウイーク前にようやく日の目を見ました。
この路線は、姫路市臨海部の広畑地区と国道2号「姫路バイパス」を直結する延長2.3kmの南北幹線道路です。日本製鉄の正門から、姫路バイパス姫路西ランプまでが一本道で結ばれました。途中のJR線とは立体交差し、姫路SA(姫路西ランプに併設)南側の「俺天下山」をトンネルで貫きます。
俺天下山トンネルは2015(平成27)年に完成を迎えていましたが、長らく未供用でした。この名前は、豊臣軍が英賀城を攻略した際、勝利を確信した兵が「織田が天下だ」と叫んだことが起源となり、「おだが天下」→「おれが天下」→「俺天下山」と変化していったという説があります。
トンネルについてSNSでは、「改めて俺天下山って凄い地名よな…」「名前がかっこよすぎるやろ!」「由来を知って姫路らしいと思った」と、インパクトある名称に注目が集まっています。
このバイパスと並行する夢前川沿いの現道は渋滞が激しく、特に京見橋西詰交差点などのスポットを避けられることによる渋滞緩和に期待する声も見られます。一方で、現地では新たな課題も生じているようです。
「バイパスの乗り降りが大渋滞でしんどすぎる。これ、ずっとなんやろか」
「大渋滞 家出てから40分たってもバイパスに乗れない。毎朝これは勘弁して欲しい」
このトンネルの開通で、姫路西ランプは姫路バイパス本線まで渋滞が延びるようになったと指摘する声があります。
GWを過ぎた5月7日の17時台、Google Maps上では広畑青山線バイパスの開通自体が、まだ地図に反映されていないものの、姫路西ランプ周辺はその“未開通部”も含め、渋滞していることを示す赤線が各方向に延びています。
「バイパス下りてすぐも“信号”になった」
なぜこうなったのか、実際にGWで姫路へ帰省した際に通った人はこう指摘します。
「姫路西ランプを下りてすぐの交差点に、広畑青山線の開通で信号が新設されたんです。安全のためかその信号が方向別に変わるので、全方向で待ち時間が長くなり詰まっていました。おまけにバイパスを下りようとする車列と姫路SAからの出入り車両が交錯して、わちゃわちゃしてましたね」
姫路SAがある姫路バイパス高架下西側の交差点は、これまで信号がなく、高架の東側の信号だけだったところ、両方に信号がついたことも待ち時間を長くしている要因だと指摘します。このため出口ランプから姫路バイパス本線の下り線まで車列が延びているそう。
「(本線は)手前のカーブを抜けたらいきなり車列が現れました。あれはちょっと危ない」とのこと。バイパスを下りてすぐの交差点に早く何らかの対策がなされてほしいと話しました。