トランプ氏、影響力を誇示=「刺客」ら予備選勝利―米インディアナ

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 【ワシントン時事】11月の米中間選挙に向けた中西部インディアナ州議会の予備選で、トランプ大統領が支持した「刺客」候補が現職の共和党議員に相次ぎ勝利した。対イラン軍事作戦などを背景に支持率は低迷するものの、共和党内で強い影響力を維持していることを示した。
 5日に行われた同州議選の予備選では、トランプ氏が推進する恣意(しい)的な連邦議会下院選挙区割り「ゲリマンダー」に反対した共和党の州上院議員7人が、同氏の支持候補と対決した。5人が敗北し、勝利したのは1人。残る1人は勝敗が確定していない激戦となっている。
 同州議会は昨年12月、共和党に有利となる区割り変更案を否決。「選挙の信頼性を損なう」などとして反対に回った同党議員に対し、トランプ氏は「選挙で代償を払わせる」と怒りをあらわにしていた。同氏は、2021年1月の連邦議会襲撃事件後の弾劾裁判で有罪票を投じた同党上院議員らにも対抗馬を立て、盾突く議員への強硬姿勢を鮮明にしている。
 トランプ氏の支持率は、長引く対イラン軍事作戦や物価高により低迷。ワシントン・ポスト紙が先月実施した世論調査によると、支持率は37%、不支持率は62%で、第1次政権を含め不支持は過去最高を更新した。
 トランプ氏の岩盤支持層である「MAGA(マガ)」派にも亀裂が生じており、中間選挙は上下両院とも共和党の苦戦が予想されている。だが今回のインディアナ州議の予備選は、トランプ氏の支持が勝敗を左右することを裏付けており、同紙は「トランプ氏に逆らう候補が払う政治的代償の大きさを浮き彫りにした」と指摘した。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=6日、ホワイトハウス(EPA時事)