18知事、改憲「必要」=9条や地方自治、合区解消も―時事通信調査

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 時事通信社が全国47都道府県知事に実施したアンケート調査で、18府県知事が憲法改正の必要性を認識していることが分かった。具体的な改正項目として、平和主義を規定する9条を挙げたのは10人、第8章「地方自治」は15人だった。参院選の「合区解消」に向けた改正も11人が必要との認識を示した。
 調査は3~4月に実施し、47知事全員から回収。東京、三重、奈良は全ての設問に回答しなかった。
 「憲法改正は必要と考えるか」との設問に、青森、大阪など9人は「そう思う」、山梨、福岡など9人は「どちらかと言えばそう思う」と答え、計18人が改憲の必要性を認めた。沖縄は「そう思わない」、岩手は「どちらかと言えばそう思わない」を選択。「どちらでもない」が長野や兵庫などの22人と最多で、広島、長崎は明確な回答を避けた。
 18人の個別項目に関する考えを見ると、9条改正の必要性について埼玉など6人は「そう思う」、宮城など4人は「どちらかと言えばそう思う」を選択。複数の知事が平和主義の堅持を前提に、自衛隊の位置付けを明確にすべきだとの認識を示した。残る8人は「どちらでもない」と答えたり、回答を避けたりした。
 「地方自治」は、宮崎など9人が「そう思う」、群馬など6人が「どちらかと言えばそう思う」を選択。栃木の福田富一知事は、地方自治に関する条項が少ないことに触れ、「より具体的で明確な規定を設けるように改正すべきだ」と求めた。青森、埼玉は「そう思わない」、宮城は「どちらでもない」とした。
 この他、改正が必要と考える項目として、鳥取など11人が「合区解消」を選択。徳島の後藤田正純知事は「47都道府県全てから代表者を出すことが法の下の平等だ」と訴えた。大阪、高知は「緊急事態条項」などを挙げた。
 沖縄の玉城デニー知事は、現行憲法を「平和国家を目指すわが国の立場を訴える役割を果たしてきた」と評価した。改憲の是非を巡る国民的議論については、43道府県知事が必要性を指摘した。