「高速道路の“側道”いけるじゃん…!」→つながっていても“ワナ”多め?とにかく走りづらい理由とは

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高速道路に沿う「側道」は、広域に抜けられたとしても走りにくい道路であるケースが少なくありません。渋滞時などはつながっていると便利な側面もありますが、なぜでしょうか。

だいたい何らか走りづらい理由がある「側道」

「この先渋滞、高速道路を下りて一般道へ迂回しようかな」――そんなとき、高速道路に沿う「側道」を進んで次のICまで行ければラクなのでは、と考えたことがある人もいるかもしれません。しかし、高速道路の側道はそもそも存在しなかったり、走りにくかったりするケースが大半です。なぜでしょうか。

 もちろん、高速道路に並行する“一般部”として、国道や県道が側道のように整備されているケースもあります。首都圏では首都高湾岸線や東関東道に並行する国道357号、外環道に並行する298号などが挙げられます。しかしそれらは、自動車専用部(高速道路)と一般部がセットで計画された道路だからであって、多くの高速道路の側道は幹線道路のテイをなしていません。

 国土交通省は「側道」について次のように説明しています。

「高速道路などの出入制限された道路の建設により支障を生じた区画街路などの機能を補償し、または隔離されてしまうような土地との連絡を確保するため、幹線道路に隣接して平行に設けられる道路」

 つまり「側道」は沿道の住民の日常利用を想定したもので、仮に複数のIC間に側道がつながっていたとしても、走行には注意が必要なケースがあります。

 まず一つは地形の厳しい線形が挙げられます。高速道路は用地買収を円滑にするため、あえて厳しい地形のところに通し、いくつもの山や丘陵、川などを高架橋やトンネルといった構造物で越え、急勾配を抑えた線形にしているところがあります。これに対して側道は、その厳しい地形にそのまま道路を通しているため、まるでジェットコースターのようなアップダウンが連続することも。

 もう一つは「交通規制」です。特に高速道路沿いに住宅街が形成されているような場所では、十分に走れる幅員があっても、大型車の通行規制、最大30km/hなどの速度制限、一方通行規制などが見られます。抜け道利用を防止するためです。

 なかには、警察がそうした規制を行ったうえで取締りの重点区間にしたり、あるいは物理的な“障害”を設けたりするケースも。一定以上の大きさのクルマを通れなくするポールや縁石、速度を抑制するための路面のハンプ(凸部)などです。

 このように、高速道路の側道は、抜けられたとしても“ワナ”があるケースが少なくありません。通行には十分注意すべきでしょう。