富士急行線「増発」可能に! ホーム増設で“抜本的な輸送力アップ”実現へ 1面1線1文字の“縁起が良すぎる駅”を改良

運賃値上げで鉄道保守工事に注目

富士山麓電気鉄道は、寿駅に新たな線路とホームを整備し、行き違い可能な2面2線駅となります。

「9駅目」の行き違い駅に

 富士山麓電気鉄道は2026年4月27日、富士急行の100周年事業の一環として、「寿駅」に新たな線路とホームを整備すると発表しました。

 寿駅は現在、1面1線の単線駅ですが、今回の整備により新たな線路が敷設され、反対側にもホームが設置されることで、2面2線の構造となります。

 完成後は、寿駅で列車の行き違いが可能となり、ダイヤに余裕が生まれる見込みだといいます。

 これにより、富士急行線の増発が行われ、大月駅で接続するJR中央本線の特急列車との乗り換え待ち時間の短縮が見込まれるほか、沿線イベント開催時の臨時列車の設定や、遅延発生時の柔軟な運行調整も可能となります。

 また、2028年3月のダイヤ改正では、観光客の利用が多い時間帯を中心に、現在は上下各毎時2本が基本となっている運行本数を、約3本体制へ増やす計画です。

 富士山に通じる富士急行線は、インバウンドの利用客増を背景に新宿から直通の特急「富士回遊」なども走りますが、施設規模から輸送力の抜本的な改善には限界があり、混雑が課題になっています。今回の事業で利便性と輸送力の大幅な向上が期待されるといいます。

 同施設は2026年2月2日に着工しており、2027年12月末の完成を予定しています。なお、試運転の開始は2028年1月中旬を予定しています。