特急「いなほ」に新色!? “昼夜兼用”で駆け抜けた寝台電車を再現 7月から運転

運賃値上げで鉄道保守工事に注目

特急「いなほ」のE653系電車1編成の外観が、かつて寝台特急などに使われた583系電車の色に変わります。

583系カラーに変更

 JR東日本新潟支社などは2026年4月27日、583系電車のデザインをイメージした特急「いなほ」が登場すると発表しました。

 583系は1968(昭和43)年、世界初の本格的な寝台電車として登場しました。特徴は「昼夜兼用」。昼は4人掛けのボックスタイプだった座席が、夜は3段の寝台に変わります。これは当時、高まる鉄道需要に対応するため車両を増やすも車庫が足りず、夜間も寝台列車として走らせることで、留置線の不足を補ったためです。

 車体はクリーム色をベースとし、窓回りは寝台車をイメージする青色に塗られました。昼夜問わず特急や急行などに幅広く使われましたが、2017(平成29)年に引退しています。

 今回、この583系のデザインが特急「いなほ」で“復活”します。7月から9月にかけて開催される「山形庄内夏の観光キャンペーン」にあわせた特別企画です。

 車両は、新潟車両センターに所属するE653系電車のU101編成(7両)を使用。白新線と羽越本線を経由して新潟~酒田・秋田間を結ぶ特急「いなほ」として走ります。一番列車は、7月18日(土)の特急「いなほ3号」(新潟→酒田)です。

 同支社は「新たな装いとなった特急『いなほ』で、庄内エリアへの旅をお楽しみください」としています。