英経済紙ファイナンシャル・タイムズは15日、サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」が全面支援してきたLIVゴルフへの資金援助が打ち切られる可能性があると報じた。14日にはニューヨークでPIFとLIVゴルフ幹部による緊急ミーティングが開かれたと、複数の米メディアも伝えている。
存続危機の噂が広がるなか、ファイナンシャル・タイムズ紙は、早ければあす16日にもLIVゴルフの将来に関する発表が行われる可能性があると報じた。
その一方で、LIVゴルフは4月16日から19日にかけて「LIVゴルフ メキシコシティ」を開催予定で、15日にはペアリングも発表されている。
2022年にスタートしたLIVゴルフは、サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」による潤沢な資金を背景に誕生。各大会の賞金総額は2500万ドル(約39億5000万円)、優勝賞金は400万ドル(約6億3200万円)という破格の規模を誇る。54ホール制で、48選手が出場。4人1組の12チームによるチーム戦と個人戦が並行して行われる形でスタートした。
フィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン(ともに米国)の参戦に際しては、それぞれ2億ドル(約316億円)超の移籍金が支払われたとされる。
23年6月には米国男子ツアーとPIFの統合に向けた枠組み合意が電撃的に発表されたが、最終的な合意には至っていない。米ツアーは当初からLIVゴルフ参戦選手に出場停止処分を科しており、その対応は現在も続いている。(文・武川玲子=米国在住)