「退役」へ一直線だったはずが…なぜ? 米空軍「不死身の攻撃機」がまさかの“延命”決定! ここにきて「新しい能力」も

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米空軍がA-10攻撃機の運用延長を発表しました。パイロット養成も終了し、退役は目前とみられていただけに、異例の決定といえそうです。

すでにパイロット養成課程は終了も

 アメリカ空軍は2026年4月21日、A-10C「サンダーボルトII」攻撃機の運用期間を2030年まで延長することを、トロイ・メインク長官が発表しました。

 A-10は、約50年にわたりアメリカ空軍で対地攻撃の中核を担ってきた機体です。しかし、近年の対空兵器の進歩により、同機では対応が難しい場面も増えていました。そのため近年は退役に向けて段階的に機体数が削減されており、2026年現在の運用数は約160機とされています。

 退役に向けた動きは具体的に進んでおり、2026年4月9日には、現時点で唯一A-10パイロットの正式訓練部隊である第357戦闘飛行隊(アリゾナ州デービス・モンサン空軍基地)で、最後の訓練生クラスが3月下旬に全課程を修了したと発表されたばかりでした。

 今回の決定により、A-10は少なくともあと4年間、その姿を見せ続けることになります。

 今回の発表に先立つ4月7日には、新たな能力獲得に向けた動きも見られています。旧式の空中給油機KC-135「ストラトタンカー」の不足に対応するため、KC-130など他の航空機からも給油を受けられるよう、機首にパイプ状の受油装置「プローブ」を装備したタイプの運用試験が行われました。これにより、今後も運用の幅が広がる可能性があります。