捕鯨母船で出漁式 山口県下関市

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 捕鯨母船「関鯨丸」が母港である山口県下関市の港に接岸し、船内で出漁式が行われた。同市の島崎敏幸副市長が「クジラの新たな栄養特性が科学雑誌で紹介されるなど、鯨食への関心は国内外で高まっている」と指摘。恒川雅臣船団長は「最高品質のクジラを多く持ち帰り、活気づいてきているクジラ市場をさらに盛り上げていけるよう、乗組員一丸となって頑張る」とあいさつした。
 2024年に建造され操業3年目となる関鯨丸は下関を出港後、東北沖、道東、オホーツク海などを巡ってニタリクジラ133頭、イワシクジラ56頭、ナガスクジラ58頭を捕獲する予定。生産量としては合計で昨年の1500トンを上回る2100トンを目指す。
 船を所有する共同船舶によると、クジラ製品を販売する大手スーパーが徐々に増え、新たに取り扱いを決めた回転ずしチェーンもある。同社の所英樹社長は「クジラは(海洋生態系のバランスを保つため)むしろ食べるべきで、体にもいい。科学的な知見を基に知識不足と誤解を払拭し、クジラを市場に浸透させていきたい」と話した。【もぎたて便】

〔写真説明〕関鯨丸出漁式であいさつする船団長=18日、山口県下関市