北海道・知床半島沖で2022年、観光船が沈没した事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社「知床遊覧船」社長、桂田精一被告(62)の公判が17日、釧路地裁(水越壮夫裁判長)であった。弁護側は最終弁論で「被告や会社は強く非難されるべきだが社会的、道義的な責任で、刑事上の過失責任ではない」として、改めて無罪を主張し、結審した。判決は6月17日に言い渡される。
被告は最終意見陳述で「経営者として事故を防げなかった責任を強く感じている」と述べた。
昨年11月に始まった公判では、観光船の運航予定コースに対する被告の認識や、事故の予見可能性が争点となった。検察側は16日の公判で、禁錮5年を求刑している。