フライブルクは16日、ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグでセルタを3-1で破り、2戦合計スコアを6-1として準決勝へ駒を進めた。試合後、フライブルクを率いるユリアン・シュスター監督が、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して試合を振り返った。
リーグフェーズを7位で終えたフライブルクは、ラウンド16で日本代表MF伊東純也を擁するゲンク(ベルギー)を2戦合計5-2で破って準々決勝へ進出。本拠地開催のファーストレグを3-0で制すと、セルタの本拠地へ乗り込んだセカンドレグでも、33分にクロアチア代表FWイゴール・マタノヴィッチが豪快なボレーシュートを突き刺して先手を取る。
続く36分には、ドイツ人MFヤン・ニクラス・ベステとのパス交換から、ペナルティエリア内に顔を出した日本代表MF鈴木唯人が右足でゴールネットを揺らし、フライブルクが2点をリード。後半立ち上がりの50分には、ゴール前のこぼれ球にいち早く反応した鈴木が、自身この日2点目を奪った。フライブルクは終盤に1点を返されたものの、2戦合計スコアは6-1でタイムアップ。フライブルクがクラブ史上初のEL準決勝へ駒を進めた。
試合後、シュスター監督はファーストレグも含めた180分間のパフォーマンスを、「2試合を通じて、素晴らしいパフォーマンスだった。先週の試合で築いたものを、今日はさらに発展させることができたと思う。ここでの試合は決して簡単ではなかった。だからこそ、次のラウンドに進出できたことは本当に特別なんだ」との言葉で振り返る。ホームで逆転を狙うセルタに対して、次のようなゲームプランを用意していたことを明かした。
「肝はハイプレスだった。相手陣地深くでプレスをかけ、強いプレッシャーをかけることが重要だったんだ。今日に限らず、2試合を通じて、うまく実行できたと思う。それらが完遂できたからこそ、相手を敵陣へ押し込み続け、次々とゴールを奪うことができた。自陣ゴール付近での守備負担はそれほど大きくなかっただろう」
フライブルクは、前身大会のUEFAカップも含めても、同大会での最高成績は、日本代表MF堂安律(現:フランクフルト)が在籍していた2022-23シーズンと翌2023-24シーズンのベスト16だった。今季、クラブ史上初となる準々決勝進出を果たした勢いをそのままに、準決勝にまで駒を進めたが、シュスター監督は「(UEFAの大会で)準決勝に進出できるのは初めてのこと。非常に歴史的な瞬間だよ」と本音を明かす。同時に、次のような言葉も続け、今回の“偉業”は、あくまでクラブが成長していく過程に過ぎないと主張した。
「もちろん、この瞬間は素晴らしいものだが、この結果に満足して、努力を止めるつもりはない。なぜなら、我々にとって、これはあくまで次に向けたステップに過ぎないからだ。我々は前進し続け、努力を重ね、次の挑戦に向けてこの集中力を維持していく。これこそが、我々のメンタリティだ」
フライブルクは準決勝でブラガ(ポルトガル)と対戦する。
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