血を流してでもバルセロナの10番を抑えた“戦士”ルッジェーリへの頌歌「アトレティコ1年目はこれ以上ないほど順調」

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 スペイン紙『マルカ』が、アトレティコ・マドリードのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出に貢献した左サイドバック(SB)マッテオ・ルッジェーリを称賛している。

 戦士の血は、“勲章の証”だ。バルセロナとのCLノックアウトフェーズ・ラウンド8を2戦合計スコア3-2で制したアトレティコ・マドリードは、9シーズンぶりの準決勝に進出した。「グリーズマンのために」を合言葉にビッグイヤー初戴冠への扉をまたひとつ開けたわけだが、これに大きく貢献したのがマッテオ・ルッジェーリだ。とくに、紙一重の勝負だった14日の2ndレグにおいて、「チョロ(ディエゴ・シメオネ監督)が気を利かせて、僕と誰かが1対1となる局面を作ってくれると良いんだけどね(笑)」と前日会見で自信を覗かせていたバルセロナの“10番”ことラミン・ヤマルを抑える、傑出したパフォーマンスを見せた。ファイナルホイッスルを迎えた際、頭部に巻かれた青色の包帯に滲んだ「血」と「汗」と「芝」が、90分間の奮闘具合を物語っていた。

 そんなルッジェーリを『メトロポリターノの“グラディエーター”、〜最後の息が尽きるまで〜』と紹介するのが、スペイン紙『マルカ』だ。ロヒブランコス1年目の23歳が、この活躍によって「文字通り、血と汗を流してその座を勝ち取った」と左サイドバックのレギュラーを不動のものにした、と称賛。「アトレティコでの初シーズンはこれ以上ないほど順調」としつつ、「マッテオは、ハードワークとアシストによって、加入時の疑念を払拭した」と守備面での活躍に加えて、ここまでの公式戦で7アシストを残していることも評価している。

 また同紙は、ルッジェーリが急成長を遂げた秘訣は「アトレティコで成功したいという意欲と情熱にある」と指摘。それを裏付けるエピソードとして「初日から、マッテオはポジションを勝ち獲るために努力を惜しまなかった。何より、アトレティコへの移籍が正式に決まったとき、彼はジムにいたほどだ」と綴り、「そして、その成長は昨夜、ラミン・ヤマルとの対戦で素晴らしいパフォーマンスを披露したことで頂点に達した。試合中に肘打ちを受け、額に裂傷を負ったにもかかわらずだ。彼は気にしなかった。手当てを受け、派手な包帯を巻いた後も、主審のファイナルホイッスルが鳴るまで全力を尽くし続けた」と勇姿を振り返っている。

 ルッジェーリのプレーに感服したイタリア国内とイタリアメディアでは、すでにアッズーリへの招集の可能性が議論の的になっている、と『マルカ』は伝える。選手本人は、今はただ練習に励み、成長することだけに集中していると語っているようだが、あの夜のプレーぶりを見せられると、しばらくはスペインやイタリアを超えて世界中のフットボールファンからの称賛が鳴り止むことはないだろう。