トッテナム・ホットスパーの新指揮官に就任したロベルト・デ・ゼルビ監督が、新天地での初陣に向けて意気込みを語った。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
昨年12月28日のクリスタル・パレス戦の勝利以降、2026年に入ってリーグ戦13試合未勝利(5分け8敗)と深刻な不振に陥るトッテナム。先日にはトーマス・フランクの後任を務めたイゴール・トゥドール前監督が未勝利のまま解任となり、崖っぷちのクラブは前ブライトン指揮官を新たに招へいした。
12日にアウェイで行われるサンダーランド戦で新天地での初陣を控える中、チームは10日に試合を行ったウェストハムに抜かれ、暫定ながら自動降格圏の18位に転落。いきなり厳しい状況に陥っている。
そんななか、10日にクラブハウスで行われた公式会見に出席したイタリア人指揮官は新天地での意気込み、プレミアリーグ残留に向けた思いを語った。
「これから仕事に取りかかり、勝ち点を積み重ねていかなければならない。選手のレベルには自信がある。トーマス・フランクやイゴール・トゥドールよりも自分が優れているとは思っていないが、自分のスタイル、私自身、性格、個性、情熱を注ぎ込み、まず選手たちがその才能を発揮できるよう手助けしたいと思っている。そして、目標を達成する。今は目標達成が最も重要なのだからね」
「(残留の自信は)もちろんあるよ。まず第一に、プレミアリーグ残留を強く望んでいる。これは誰にとっても明白なことだ。私はプレミアリーグで働きたいし、プレミアリーグで働く資格があると信じている。4月に契約にサインしたならば、来シーズンも何があっても留まる覚悟が必要だ。サンダーランド戦と残りの6試合に集中したいと思っている」
また、これまで指揮したサッスオーロ、シャフタール・ドネツク、ブライトンやマルセイユでボールポゼッションや疑似カウンターといった明確なフィロソフィーを落とし込んできた戦術家だが、限られた時間の中で大きな変更をもたらす可能性を否定。ボール保持、非保持の状況で最低限の原理・原則を与えつつ、メンタル面を含めた重要な部分をまずは変えていきたいと語った。
「私がすぐにでも成し遂げたいのは、選手としての資質、正しい精神、そしてプレーする勇気、攻撃する勇気だ。なぜなら、このクラブ、このチームのDNAは、ゴールを決め、得点することにあるからだ。この点において、私はそれほど時間をかけずに自分の信念を浸透させることができるはずだ」
さらに、過去の発言などもあって自身の就任に懐疑的な見方もある一部ファン・サポーターに向けては「選手はチームやクラブを移籍できるが、ファンにとってクラブは唯一無二の存在だ。だからこそ、ファンを喜ばせなければならない」と、自身を含めチームとしてクラブに対するファン・サポーターの忠誠心に応えたいと意気込んだ。