【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)の有人宇宙船「オリオン」は米東部時間10日午後8時(日本時間11日午前9時)ごろ、地球に帰還した。NASAが主導する国際月探査「アルテミス計画」の一環で月を周回するミッションは成功した。2028年に予定する人類の月面再訪に弾みがつきそうだ。
米国とカナダの宇宙飛行士計4人が乗ったオリオンは、米西部カリフォルニア州沖の太平洋に着水した。今月1日の打ち上げから、10日間で月の周回軌道を飛行。総移動距離は約70万マイル(約113万キロメートル)に達した。この間、人類史上最も地球から遠い地点(25万2756マイル=約40万6771キロ)にも到達した。
オリオンは大気圏突入時には、速度が時速約2万4000マイル(約3万9000キロ)にまでなった。また、耐熱シールドの温度は摂氏約2760度に上昇したとみられる。
〔写真説明〕宇宙船「オリオン」(左)と月=6日(米航空宇宙局=NASA=が7日公開)(AFP時事)