スペイン紙『アス』は9日、レアル・ソシエダに所属するMF久保建英のモチベーションの高さに驚嘆している。
今年1月に左ハムストリングを負傷した久保建英は、4日のラ・リーガ第29節レバンテ戦で約2カ月半ぶりにメンバー入りを果たしたものの、プレー機会は訪れなかった。チームを率いるペッレグリーノ・マタラッツォ監督は、「試合の激しさを含め、彼にとって復帰させるのに適切なタイミングかどうか確信が持てなかった。医療スタッフと協議した結果、あと2、3日は我々とトレーニングを重ね、アラベス戦に向けてより万全な準備を整える方が良いと判断した」と慎重を期する構えを取っていた。
そんななかでスペイン紙『アス』は、「クボは、フットボールへの情熱を燃やしている」と銘打ちつつ、「その情熱は、スビエタでの日々のトレーニングからひしひしと伝わってくる。1月中旬のバルセロナ戦で負傷して以来、すでにチームメイトとの練習に合流している日本人選手には、再びプレーしたいという『飢え』が感じられるのだ」と指摘。そして、11日の第31節アラベス戦で途中出場することを確実視する一方で、「クラブ関係者の中で、彼が先発メンバーに入る可能性を否定する者は誰もいない」と復帰に向けたコンディションは万全であることを明らかにした。
また同紙は、「クボにはリーガの残り8試合と、セビリアでの国王杯決勝戦があり、最高のパフォーマンスを発揮する機会となるだろう」と前置きした上で、「この夏に開催されるワールドカップも、彼にとって大きなモチベーションだ。クボは日本代表の主力の一人として、十分にコンディションを整えて大会に臨みたいと考えており、そのためにまずピッチで貢献したいという意欲は、日々、彼を見ている者たちに明確に伝わっている」とトレーニングなどに対する姿勢が際立っていると述べている。
レアル・ソシエダにとって、久保の復帰は「最後の1カ月半、欧州での夢を追いかけるまさにそのタイミングで、試合の流れを変えられる重要な選手が戻ってくる」と大きな戦力アップになる。シーズン最終盤、チュリウルディンの14番は、マタラッツォ旋風の“ラストピース”になれるのだろうか。