建造順調!! 海自「空前の最強戦闘艦」に新たな動き 三菱重工造船所で“巨大な構造物”を激写

再エネ 2040年に日本の主電源へ

海上自衛隊の最新鋭戦闘艦であるイージス・システム搭載艦(ASEV)の建造が進んでいます。2026年4月、長崎でその1番艦とみられる船体の一部が確認されました。

2027年度に就役予定

 三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において2026年4月4日、海上自衛隊の最新鋭戦闘艦であるイージス・システム搭載艦(ASEV)の1番艦とみられる船体の建造が順調に進められていることが確認されました。

 ASEVは、配備が中止された陸上配備型イージス・システム「イージス・アショア」の代替となる艦艇です。基準排水量は1万2000トン、速力は約30ノット(約55.6km/h)。動揺に強く、居住性も向上させる方針が示されています。乗組員は約240人となる見込みで、これまでのイージス艦より20%以上の省力化が図られます。

 建造数は2隻で、1番艦は2024年8月23日に三菱重工業、2番艦は2024年9月18日にJMU(ジャパン・マリンユナイテッド)と建造契約を締結。1番艦は2027年度、2番艦は2028年度の就役を目指すとしています。

 すでに、1番艦に搭載される各種装備のうち、同艦の目となる最新鋭の艦載レーダーであるSPY-7(V)1については、アメリカのニュージャージー州にあるロッキード・マーティン社の工場で防衛省への納入が完了しており、2026年3月にはイージス・システムと連接した状態での模擬弾道ミサイル目標を探知する試験である「ステラ―天狗」が実施され、成功を収めました。今後、SPY-7は日本に輸送され、船体に搭載される見込みです。

 今回撮影された写真には、艦尾側と思われる船体構造物に加え、SPY-7が搭載される艦橋上部構造も確認できるなど、建造作業が順調に進捗していることが見てとれます。