アトレティコが“鬼門”『カンプ・ノウ』で約20年ぶり白星! バルサはクバルシの退場響きホームで先勝ならず

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 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグが8日に行われ、バルセロナ(スペイン)とアトレティコ・マドリード(スペイン)が対戦した。

 今大会、バルセロナはリーグフェーズでスタートダッシュこそ失敗したものの、最終的には5勝1分2敗の成績で勝ち点「16」を積み上げ、5位でラウンド16ストレートイン。ラウンド16ではニューカッスル(イングランド)を2戦合計8-3で粉砕し、3シーズン連続で準々決勝に駒を進めた。

 対するアトレティコ・マドリードは、リーグフェーズは4勝1分3敗の勝ち点「13」で14位と、ラウンド16へのストレートインこそ逃したが、決勝トーナメントプレーオフではクラブ・ブルッヘ(ベルギー)を2戦合計7-4で撃破。ラウンド16ではトッテナム・ホットスパー(イングランド)に2戦合計7-5で勝利し、2シーズンぶりに8強入りを果たしていた。

 両者は既に今季ラ・リーガで2度の対戦を終えており、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝でも相まみえた。戦績はホームチームのバルセロナから見て3勝1敗だが、コパ・デル・レイではアトレティコ・マドリードが決勝へ進んでいる。

 今季5度目の顔合わせとなったゲームは、序盤からバルセロナが主導権を握って攻撃に転じていく。4分、敵陣で相手のミスを誘発すると、ラミン・ヤマルからのパスを受けたマーカス・ラッシュフォードが右足を振り抜いたが、GKフアン・ムッソに阻まれる。18分にはペドリからのスルーパスでボックス右のスペースに侵入したヤマルがグラウンダーのボールを折り返し、最後はラッシュフォードが押し込んだが、ここはヤマルのポジションがオフサイドと判定され、ゴールは認められない。

 バルセロナはラッシュフォードを中心にシュートチャンスの数を増やしながら、アトレティコ・マドリードのブロックをなかなか攻略しきれずにいると、前半終盤に入った41分、この試合の行末を左右する出来事が発生。フリアン・アルバレスが自陣からボールを持ち運び、バルセロナの最終ラインの裏へスルーパスを送ると、抜け出したジュリアーノ・シメオネがパウ・クバルシに倒される。当初、クバルシにはイエローカードが提示されたが、OFR(オンフィールドレビュー)を経て、カードの色が変更。クバルシにはレッドカードが提示され、バルセロナは残る時間を10人で戦うことを余儀なくされる。

 数的優位を得たアトレティコ・マドリードは、バルセロナ側に混乱が生じた隙を見逃さない。45分、このクバルシのファウルで得たフリーキックの場面、キッカーを務めたアルバレスが右足で直接シュートを叩き込み、アトレティコ・マドリードが1点をリードして前半を終えた。

 後半に入ると、10人で1点を追いかけるバルセロナは、前半と同様に攻撃的な姿勢を維持。53分にはラッシュフォードの放った直接フリーキックが、GKムッソの手をわずかにかすめてクロスバーを強襲するなど、ゴールの気配を漂わせる。

 だが、次の1点もアトレティコ・マドリードに生まれた。70分、アントワーヌ・グリーズマンからのスルーパスで左サイドを抜け出したマッテオ・ルッジェーリがダイレクトでクロスボールを上げると、最後はアレクサンダー・セルロートがボレーシュートを沈め、大きな追加点を手にした。

 残る時間帯はバルセロナが猛攻に出たものの、反撃の狼煙を上げる1点は生まれずにタイムアップ。この結果、アトレティコ・マドリードが敵地で先勝に成功した。なお、アトレティコ・マドリードは、バルセロナとのアウェイゲームでは昨季のラ・リーガで勝利したものの、当時は『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』での開催。『カンプ・ノウ』でのアウェイゲームに限定すると、2006年2月以来、約20年ぶりの白星を手にした。ディエゴ・シメオネ監督体制では初白星を手にしている。バルセロナは改修工事後の『カンプ・ノウ』で公式戦14連勝を記録していたが、この記録もストップしている。

 セカンドレグは14日、アトレティコ・マドリードのホームで行われる。

【スコア】
バルセロナ 0-2 アトレティコ・マドリード

【得点者】
0-1 45分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
0-2 70分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)