敵地で真夜中の救出劇=米軍、数百人の特殊部隊動員

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 【ワシントン時事】イランで撃墜されたF15戦闘機の乗員を救出するため、米軍は数百人の特殊部隊を投入した。米紙ニューヨーク・タイムズは米当局者らの話に基づき、敵地深くで行われた真夜中の救出劇を詳報した。
 同紙によると、F15は3日に撃墜され、乗員は操縦席から脱出。搭乗していた2人のうち1人は救助されたが、もう1人がイラン南西部の山岳地帯に取り残された。拳銃1丁のほか、救出作戦部隊と連絡を取り合うことができる暗号化された通信機器、位置情報を知らせる装置を装備していた。
 米軍は数百人の特殊部隊、数十機の戦闘機や軍用ヘリコプター、さらにサイバー・宇宙両軍などを動員。乗員の救出作戦を実行した際には、イラン側との銃撃戦も発生した。
 ただ、特殊部隊らを安全な場所に避難させるための米軍輸送機2機が、イラン国内で動けなくなった。このため、新たに3機の航空機を派遣してこの部隊を救出。残された輸送機2機はイラン側の手に渡るのを防ぐために爆破したという。
 救出されたF15の乗員は負傷しており、治療のためにクウェートに搬送された。トランプ米大統領はSNSで「奇跡的な捜索・救出作戦」と自賛した。 
〔写真説明〕対イラン軍事作戦「壮絶な怒り」で出撃する米空軍のF15戦闘機=3月16日、撮影場所非公開(同軍提供)(AFP時事)