ロッキード・マーティン傘下のシコルスキーとロビンソン・ヘリコプター社が、新型の自律型貨物ヘリコプター「R66 TURBINETRUCK」を発表しました。操縦席を持たないユニークな設計で、タブレット端末から操作し自律飛行します。
操縦はタブレットでOK
アメリカの大手防衛関連企業であるロッキード・マーティン傘下のシコルスキーと、ロビンソン・ヘリコプター社は2026年3月10日、共同開発契約に基づく新型の自律型貨物ヘリコプター「R66 TURBINETRUCK(ターバイントラック)」を発表しました。
本機は、シコルスキーの自律飛行システム「MATRIX(マトリックス)」と、ロビンソン・ヘリコプター社が開発したヘリコプターであるR66を統合したものです。民間・軍事双方のユーザーを対象に、貨物輸送や補給任務など幅広い用途への対応を想定しています。
機体の特徴として、操縦席や乗員区画を持たない設計により大容量の貨物スペースを確保しており、機首のクラムシェル式(二枚貝のように開閉する方式)ドアによって、パレット化された貨物の迅速な積み込みが可能です。遠隔地への補給や、安全な飛行が困難な環境下での兵站(物資輸送)や災害救援任務への活用が見込まれています。
MATRIXはこれまでに1000時間を超える運用実績を持ち、R66 TURBINETRUCKは同システムを搭載した21番目の航空機となります。オペレーターがタブレット端末で目的地を入力するだけで、システムがカメラやセンサーを活用して飛行計画を自動生成し、目的地まで自律飛行します。