利根川の新たな橋が具体化しつつあります。「渡し船の代わり」になるものです。
渡し船じゃなくて「橋」を 長年の悲願は叶うか?
群馬県は2026年3月31日、「群馬県道路整備アクションプログラム 2025-2034」の2026年4月版を公表しました。そのなかで、利根川で計画している新たな橋について言及しています。
新たな橋は、千代田町と埼玉県熊谷市を結ぶ「県道熊谷館林線」のバイパスとして整備するもので、邑楽館林地域で「2029年度までに着手予定」の路線としてリストアップしています。ただしこの時期は「ぐんま・県土整備プラン2025」を踏襲しています。
この地域では、同県道の一部として「赤岩渡船」と呼ばれる戦国時代からの歴史をもつ利根川の渡し船が運航されています。橋はこの代わりとなるものです。
赤岩渡船の前後は国道407号「刀水橋」(熊谷市~太田市)と利根大堰の「武蔵大橋」(行田市~千代田町)が架かっていますが、2つの橋は約10kmも離れているため、慢性的に渋滞しています。このため1990年代から、埼玉・群馬に栃木の自治体も含めた期成同盟会が建設を訴えてきました。
現時点でルートは決まっていませんが、ただ橋を架けるだけでなく広域的なアクセスルートとしての整備を両県は検討しています。
架橋位置は赤岩渡船のルートのやや西側で、熊谷市の振興計画では「熊谷スポーツ文化公園」の東側を通って国道125号バイパスまで、群馬側は千代田町を越えて邑楽町の県道361号線までを結び、その先、構想としてさらに栃木県足利市の国道293号まで北上させるという案が示されています。
単に架橋で渋滞を解消するだけでなく、前後の橋のルートでも機能的に不十分な埼玉・群馬・栃木を一気通貫する新ルートに昇華するか、今後、検討が進められます。