「第三の東名」全通1年、さらに“渋滞対策”やります! 浜松-名古屋「100km無料で信号ナシ」名豊道路、開通のインパクトとは?

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名四国道事務所が国道23号「名豊道路」について、全線開通から1年での交通状況と整備効果のデータを公表しました。

一部の合流部などでは渋滞対策を実施予定!

 国土交通省 名四国道事務所は2026年3月27日、1年前の2025年3月に全線開通した国道23号「名豊道路」について、開通1年での交通状況と整備効果のデータを公表しました。

 名豊道路は名古屋市と豊橋市72.7kmを結ぶ国道23号バイパス群の総称です。2025年3月8日に蒲郡バイパスの未開通部(豊川為当IC~蒲郡IC、9.1km)が完成(暫定2車線)したことで全線が開通。これにより、国道1号バイパスの静岡県浜松市内から連続し、名古屋まで約100kmにわたる信号のない高規格道路が形成されました。

 名四国道事務所によると蒲郡バイパスは開通後、12時間当たりの交通量が2万1500台にのぼっているとのことです。すでに開通していた蒲郡バイパス西側区間については、東側区間への交通量が開通前の9700台から1万9900台へ増えました。

 対して、国道1号や国道247号など並行する現道では交通転換が進み、同じく12時間当たりの交通量は最大で約1万2100台(およそ20%)減少したといいます。

 周辺道路では渋滞も緩和しており、蒲郡バイパスの未開通部を避けて迂回する交通でも混雑していた国道247号と名豊道路が交わる「前芝宇塚交差点」では、最大渋滞長が全線開通前の約1100mから約80mへと、約1020mの大幅短縮も実現されました。

 また、幸田桐山IC~前芝宇塚交差点間の所要時間も最大11分短縮され、物流業界では夜間を中心に、配送の時短化や車両台数の削減にもつながっている模様です。

 ただし、全体的な交通量の増加で、一部混雑も見られるようになっています。

 たとえば、知多半島へ通じる衣浦トンネルへ向かう県道が交わる岡崎バイパスの西尾東ICや、暫定2車線の豊川為当IC~前芝IC間(豊橋バイパス)などを中心に、合流部や車線減少部での通過速度の低下も発生しています。

 名四国道事務所は今後、これらの箇所において合流部の対策や注意喚起看板、路面標示、ラバーポールの追加設置など、速度低下対策を実施していく計画です。