国道8号「彦根~東近江(仮称)」が都市計画決定しました。約23kmにもおよぶバイパスです。
「米原バイパス」に続く“長~いトンネル”含む区間
国土交通省近畿地方整備局は2026年3月18日、国道8号「彦根東近江バイパス(I期)」の新規事業採択時評価を行いました。2026年度からの事業がスタートする見込みです。
このバイパスは、2025年9月に米原市から彦根市にかけての10.3kmが全線開通した国道8号「米原バイパス」に続く区間となります。彦根市から近江八幡市にかけての約23kmを整備する計画のうち、まずは彦根市を経て多賀町までの8.1kmをI期区間として整備します。
米原バイパスからは東海道新幹線よりも南側(山側)に出て、名神高速南側の山岳部を4390mのトンネルで一気に貫く計画です。多賀町内では名神高速の多賀SA(スマートIC併設)付近を経て、キリンビール滋賀工場付近の犬上川右岸が終点となります。
この区間の大部分は、以前に「彦根長浜幹線」として都市計画決定済みでしたが、国道バイパスの整備に伴い都市計画が廃止に。彦根から多賀町にかけて、より山側を通る新ルートに一本化されました。
I期区間は設計速度80km/h、暫定2車線の整備で事業費は約860億円。ただし彦根市内を貫くトンネルは、近隣で2024年に開通した「彦根お城トンネル」建設中に重金属が確認されていることから、地質条件が類似する今回のトンネルでも同様に重金属が確認された場合、残土処理などで対策費が増加する可能性があるといいます。
なお、多賀町から近江八幡市までの残り区間は「調査中」とされますが、すでに都市計画は決定しています。国道8号の現道は2車線かつ信号が連続し、ロードサイド店も多数立地して混雑が発生しているほか、特に彦根市街と愛知川を渡る部分で深刻化しており、これまで地域の意見公募でも渋滞の緩和を特に重視すべきという声が多く寄せられていました。