ナゾの「ポツンと3連トンネル」圏央道の延伸部に出現!? 道路ナシ・前後には家が…一体何なのか?

不動産売却ニーズ高まる 背景は

千葉県内で2026年度に延伸する圏央道。その現地には「ナゾのトンネル」の姿がありました。

圏央道の延伸部にナゾのトンネル

 千葉県内で圏央道の延伸開業が2026年度に予定されています。開通目前といった段階の現地ですが、その中に「ナゾのトンネル」の姿がありました。

 2026年度に開通する圏央道の未開通部、大栄JCT~松尾横芝IC間18.5kmのうち、成田空港のそばを通る北側の大栄JCT-多古IC間約9.1kmについては秋の先行開通が予定されています。

 途中にできる「圏央成田IC」の前後は盛土構造です。このため、交差する既存道路とはトンネル(ボックスカルバート)で立体交差していますが、“道路がない場所”にトンネルが口を開けている箇所もあります。

 なかには、「車道・車道・歩道等」と思しき3連の穴が空いた規模の大きなトンネルも。しかし、両側には家が立っており、何もない場所にポツンと設けられている印象を覚えました。

 もちろんこれら“道路のない場所”のトンネルも、将来を想定したものです。

 成田空港は現在、2029年度末の供用を目標に拡張工事が進められています。空港の敷地は圏央道の際まで広がる予定で、その拡張敷地にはC滑走路が新設されます。現在、圏央道と空港のあいだは起伏のある地形で複数の集落が存在しますが、広域に埋められる予定です。

 このため、多くの既存道路の廃止、付け替え、補償道路の新設が計画されています。これに基づき、あらかじめトンネルを建設した箇所があるというわけです。

 なかでも規模の大きな“ポツンと3連トンネル”ですが、成田空港関連の資料に、同様の構造のトンネルを見つけました。

 これは「県道成田松尾線及び(仮称)滑走路横断道路」と呼ばれるもの。圏央道の東側を通る県道横芝下総線から圏央道をくぐり、文字通りC滑走路の真下をまっすぐ横断、そのまま芝山千代田駅(芝山鉄道)までを結ぶ計画の路線です。空港関連資料のイラストは芝山町側の坑口が描かれていますが、片側2車線が入る穴2本の片側に歩行者自転車道の穴がある構造は、圏央道下のトンネルと符号します。

 また、この付近には圏央道の新ICも計画されており、滑走路横断道路はそのアクセス道路にもなります。IC付近には「国際空港物流拠点」も設けられる見込みです。

 空港拡張用地の確保は2025年度までに完了する見込みですが、2月20日時点で88.4%と「厳しい状況」であることが報じられていますが、工事用道路の建設などはすでに始まっています。圏央道の開通から、矢継ぎ早に大きく変化していく可能性があります。