日本代表のFW中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)は、所属クラブでの葛藤を払拭すべく代表での活躍を誓う。
日本代表は25日、キリンワールドチャレンジ2026 スコットランド代表戦に向け、グラスゴーで練習を行った。
同練習後、メディア対応に応じた中村は「こういう時期に代表があって、自分のコンディションもモチベーションもガンッと上がる気がするので良かったですね」と、心待ちにしていた代表での活動を心から楽しんでいる様子だ。
その裏にはクラブチームにおける難しい1年があった。スタッド・ランスのリーグ・ドゥ(フランス2部)降格を受け、昨夏ステップアップの移籍を希望したものの、最終的に残留が決定。今季ここまではリーグ戦23試合9ゴール2アシストと個人として結果を残している一方、チームは第28節消化時点で自動昇格圏内と7ポイント差の5位に甘んじており、1年でのリーグ・アン復帰には厳しいプレーオフの戦いが待つ。
そういった中、久々の代表戦に臨む25歳FWは苦しい胸の内を明かしている。
「ワールドカップ前、最後の活動で大事だと思っているので、普段は基準がちょっと低いところでやっているというのもありますけど、(昨年)11月から3月まで結構空いたので、自分の中でいろいろ思うこともありましたし、うまくいかなかった。モチベーション的にも結構保つのはいろいろ大変でした。本当に3月の代表戦が待ち遠しかったので、まず選ばれて本当に嬉しいです」
「もちろんリーグ・アンに上がるというのを目標にやっていましたけど、よりレベルの高い環境でやりたいというのは正直な気持ちなので、そういった意味でいま自分のいる立ち位置と野心というのは少しズレているので、そういうところでモチベーションを保つというのは大変でした。ただ、まだあとリーグ戦6試合が残っているので、自動昇格は難しいところですけど、プレーオフを目指して頑張りたいと思います」
そういったクラブでの境遇や地に足をつけるという意味で“チャレンジャー”という言葉を何度も使ったアタッカーは、欧州5大リーグ以外かつ2部でのプレー環境においても定期的に招集を受ける日本代表でもさらなるアピールをみせ、ワールドカップ本大会出場。その先にあるステップアップへ強い決意を示した。
「まずは(W杯メンバーに)選ばれることが大前提として、そこに向けてアピールするというのは個人として必要。自分がイングランド、スコットランド、どっちもワールドカップ出る相手にどれだけプレーしてうまく通用できるのかというのも、試せる機会になると思いますし、すごく大事な2試合になるかなと思います」