復旧まで6年…豪雨被害からついに“全線”運行再開! 駅名も変更し新たなスタート くま川鉄道

「5類型」撤廃へ 防衛産業に注目

2020年の豪雨で被災した「くま川鉄道」が、ついに全線で運行を再開します。

全線運行再開は9月20日

 くま川鉄道は2026年3月24日、全線の運行再開日と新駅名を発表しました。

 くま川鉄道は、JR肥薩線の人吉駅に隣接する人吉温泉駅(熊本県人吉市)から、球磨盆地の東端に位置する湯前駅(湯前町)までの24.8kmを結びます。旧国鉄湯前線を引き継いだ第三セクター路線です。
2020年7月の豪雨災害により被災し、一部区間での運行や代替バスによる輸送が続いていました。

 それから6年を経た2026年9月20日、ついに全線復旧となります。

 運行再開にあわせ、被災後に浸水対策として位置を移転した川村駅(相良村)は「相良十島(さがらとしま)駅」に改称。また東多良木駅(多良木町)も、以前から要望の多かった「多良木青蓮寺(たらぎしょうれんじ)駅」へ改称されます。

 くま川鉄道は利用者の約8割が沿線の高校へ通う生徒であることから、地域に密着した生活路線として早期復旧が望まれていました。しかし、球磨川の氾濫により、保有する5両の気動車がすべて浸水したほか、球磨川第四橋梁が流失するなど甚大な被害を受けています。

 沿線自治体では、財政負担への懸念から路線バスやBRT(バス高速輸送システム)への転換も検討されていましたが、鉄道での復旧が実現することとなりました。