寒い地域は甘いものがお好き?ぜひ試してほしい北海道のローカルフード

北海道と言えば、蟹はウニ・イクラなどの海の幸やチーズや牛乳など、素材そのままを味わうグルメが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。もともとはアイヌ民族が住んでいた北海道に本州から和人が開拓に入ったことで幕開けした現在の北海道の食文化。開拓に入った和人の出身地などの違いにより北海道の中でも食文化が異なっていることがよくあります。その一つとしてご紹介したいのが「フレンチドック」です。

「フレンチドック」は、釧路や根室などのいわゆる「道東」と呼ばれる地域で食されるローカルフードです。札幌や旭川などの地域に住む北海道民でもその食べ物を知らなかったり、知っているけど食べたことが無いなど、道内でもローカル度の高さいフードです。実際はコンビニエンスストアでよく目にする「アメリカンドック」が原型ですが、少しだけ特殊な味付けで食べるの特徴です。なんとアメリカンドックの表面に「砂糖」をまぶして食べるのが「フレンチドック」です。

中身にはいたって普通の魚肉ソーセージが入っていて、外側は甘くて中は魚肉ソーセージのほんのりしょっぱいという味わいで、砂糖の甘さもしつこくなく程よい加減です。見た目はかなり地味ですが、一口食べると案外パクパクと進んでしまいます。札幌などでは、お祭りなどの出店でアメリカンドックが売っている際に「フレンチドック」が売られていることが多いので、北海道観光に訪れた際には、ローカルのお祭りなどに足を運ぶとお目にすることができます。「フレンチドック」という名前ではない場合もありますが、その場合は味付けが「砂糖」もしくは「シュガー」となっているのでぜひ探してみてください。赤飯に甘納豆、納豆に砂糖、トマトに砂糖、茶わん蒸しの具に栗の甘露煮を入れるなど、北海道では甘い味付けをする料理がたくさんありますので、訪れた際には地元のスーパーなどに足を運んでみると思いがけないローカルフードに出会えるはずです。

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