戦闘機が「レーザー兵器」をポッドで搭載!? もはや創作物に追い付いた! 迎撃費用も“格安”に

「防衛装備移転三原則」とは?

イスラエルの防衛企業であるエルビット・システムズは2026年3月17日、戦闘機や武装ヘリコプターに搭載するレーザー兵器を開発すると発表しました。

ポッド型のレーザー兵器になる?

 イスラエルの防衛企業であるエルビット・システムズは、2026年3月17日、戦闘機や武装ヘリコプターに搭載するレーザー兵器を開発すると発表しました。

 2025年の決算発表時に明らかになった内容によると、ポッド搭載型の空中高出力レーザーになる見込みです。

 イスラエルは2023年以降、ハマスやヒズボラ、さらにイラン軍との断続的な戦闘に直面しており、空爆への報復として頻繁にドローンや巡航ミサイルによる攻撃を受けています。高出力レーザーは、これらに対抗する新たな防衛装備と期待されています。

 レーザーを迎撃兵器として使用する最大のメリットは、その運用コストの低さです。イスラエル軍が近距離のミサイルや無人機迎撃に使用している「アイアン・ドーム」は、迎撃ミサイル1発あたり約6万ドル(約850万円)かかるとされていますが、レーザーの場合、無人機1機の迎撃にかかる費用は1回の照射あたり約3.5ドル(約500円)程度とされ、低価格のドローンを撃墜する防衛兵器として非常にコストパフォーマンスに優れています。

 すでに2025年末からイスラエル軍は、地上型迎撃レーザー兵器「アイアンビーム」を運用しているとみられています。しかし地上からの運用では、巻き上がる砂埃や天候の影響を大きく受けやすく、安定した出力が得られないとの報道もあります。

 その欠点を解消するのが、軍用機での運用です。ベザレル・マクリスCEOは「雲の上を飛行することで、より長い射程を確保し、より効果的に、国境から離れた場所で脅威を排除できる」と説明しました。つまり、自爆ドローンや巡航ミサイルが天候の影響を受けにくい高高度を飛行している間に迎撃できるということです。

 なお「アイアンビーム」に関しては、エルビットは部品と技術提供のみを担当し、ラファエルが全体的な装備の開発を行いました。しかし今回の軍用機搭載型レーザー兵器については、エルビットが開発のすべてを担当する予定です。

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