【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は19日に記者会見し、対イラン軍事作戦で「われわれは勝利しつつあり、イランは壊滅的打撃を受けている」と述べた。その上で、イランにはウランを濃縮したり弾道ミサイルを製造したりする能力はもはやないとの見解を示した。
ネタニヤフ氏は「イランの武器産業を消し去る」と強調。軍事施設だけでなく、部品工場なども標的にしていると説明した。
イランの体制転換を目指すイスラエルは、最高指導者だったアリ・ハメネイ師を殺害。次男のモジタバ・ハメネイ師が後を継いだが、ネタニヤフ氏は、指導部内で「亀裂」が見られると述べた。
一方、イランのファルス通信によると、精鋭軍事組織「革命防衛隊」は20日、ミサイル製造は継続していると主張。備蓄にも問題がないと表明した。
米イスラエルとイランは20日も戦闘を継続。米CNNテレビは19日、高いステルス性を誇る米軍F35戦闘機が被弾し、中東の基地に緊急着陸したと伝えた。革命防衛隊は同機を攻撃したと明らかにした。イランの攻撃による米戦闘機の損傷が確認されれば、2月末の交戦開始後、初めてとみられる。
〔写真説明〕19日、エルサレムで記者会見するイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)