東名高速の新ICの都市計画素案がまとまりました。
東名高速の新ICはどこにできる?
横浜市が2026年3月、「旧上瀬谷通信施設地区と東名高速道路を直結する新たなインターチェンジ整備事業に関する都市計画市素案説明会」を地元の瀬谷区と旭区で開催。その資料をウェブサイトで公開しています。
このICは2027年に開催される「GREEN×EXPO2027」(2027年国際園芸博覧会)の会場、旧米軍上瀬谷通信施設と東名高速を直結します。実質的なICランプ部にあたる「横浜上瀬谷インター線」約840mと、そこから再開発地区の東端まで通じる「上川井瀬谷3号線」約910mからなります。
東名高速との接続点は、横浜町田ICから名古屋寄り約1.5kmほどの位置となる見込みで、東京方面・名古屋方面に乗り降りができるICとして整備されます。なお、IC名は決定していませんが「横浜上瀬谷インター線」の名称からして「横浜上瀬谷IC」となる可能性があります。
本線から分岐する4本のランプは、いずれも再開発地区の「農業振興地域」ゾーンの地下をくぐり環状4号線と立体交差。地上の料金所を経て、環状4号線の東側に並行して整備される「上川井瀬谷1号線」に接続します。
いったん地下を通るのは、農業振興地区の営農環境への影響を極力少なくする設計とされます。こうした構造のため、東名の本線を高架橋でまたぐのはBランプ(上り線出口ランプ)のみで、Aランプ(上り線入口ランプ)は東名本線を地下でくぐり、そこから高度を上げて東名上り本線に取りつきます。再開発地区側の下り線ランプ2本は切土から地下トンネルへ入るので、“外からはランプが見えづらい”ICになりそうです。
そして新ICの料金所は上川井瀬谷3号線の地上に設けられます。ここは再開発エリアの「物流地区」に面し、「高速道路インターチェンジからの直結路により自動運転トラックの受入れを可能とする」新たな物流施設が設けられる予定です。この施設は2027年秋以降の着工、2031年頃の竣工が予定されています。
約242ヘクタールと広大な旧上瀬谷通信施設の再開発は、他にも観光・賑わい地区、広域防災拠点を含む公園地区、農業振興地区などにゾーニングされています。それぞれの機能を最大限発揮するために新ICの整備が位置づけられています。
なお、一般道のアクセス道路となる上川井瀬谷1号線からは「八王子街道」、ならびに国道16号「保土ヶ谷バイパス」の上川井ICがすぐです。このため、保土ヶ谷バイパスが接続することで東名でも屈指の混雑ICとなっている横浜町田ICの代替としても使えるかもしれません。
市は今回の新ICにかかる2つの都市計画道路について、2026年度中の都市計画決定を目指すとしています。