イランサッカー連盟は、アメリカとの政治的対立を受け、6月から開幕するFIFAワールドカップ2026のイラン代表戦をメキシコで開催するようにを求めているが、実現する可能性は低いようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
イラン代表はアジア最終予選を突破し、4大会連続7回目となるW杯本大会出場を決めている。昨年12月に行われた組み合わせ抽選会の結果、イラン代表はグループGに組み込まれ、ニュージーランド代表、ベルギー代表、エジプト代表とアメリカで対戦する予定となっている。
しかし、現在はイランとアメリカの政治的緊張が高まっており、イランのスポーツ・青少年大臣を務めるアフマド・ドニャマリ氏は「いかなる状況下でもW杯に参加できる適切な条件は整っていない」とコメント。対して、アメリカのドナルド・トランプ大統領も「イラン代表のW杯参加を歓迎するが、選手たちの命と安全を鑑みると、参加は適切ではないと考える」と発言し、政治的問題がサッカーにまで波及している。
そして16日、イランサッカー連盟のメフディ・タージ会長は、「現在はFIFA(国際サッカー連盟)と交渉中で、イラン戦をメキシコで開催するように調整している」と述べ、FIFAに開催地の変更を要請していた。
そんななか『スカイスポーツ』は「FIFAはW杯でイランの試合をメキシコで開催する計画はない」と報道。FIFAの関係者は同メディアに対し、「FIFAはワールドカップの計画について、イランを含むすべての参加加盟協会と定期的に連絡を取っている」と伝えたほか、「FIFAは2025年12月6日に発表された日程に従って、参加するすべてのチームが出場することを期待している」と回答したようだ。
現時点でイラン側の要望を受け入れる可能性が否定されることになった。